森林公園丹生ヤマセミの郷キャンプ場
 愚息の所属する学童野球チームの夏の恒例企画であるキャンプ地として、今年、選ばれたのは、和歌山県田辺市龍神村(旧日高郡龍神村)にある「森林公園丹生ヤマセミの郷」である。チームOBの出身地ということでここになった様子。もともとあった「丹生ノ川小学校」が廃校になり、それを改装し、キャンプ場としたそうである。場所は奈良県境にもちかい相当な山間部であるのに、十分な施設が揃っており、小学生やキャンプ素人でも宿泊OKとの事だった。
どうやって行くのか?
 龍神村は紀伊半島のほぼ真ん中に位置するゆえに、極端な話、どこからでも行くことができるが、やはり王道と呼ばれるルートが存在する。
 高野龍神スカイライン経由
 海南湯浅道路吉備IC経由
  湯浅御坊道路みなべIC経由
  田辺市秋津川経由

 世間が夏休み中の週末ということもあり、白浜方面行きの渋滞が、海南IC付近とみなべ出口付近で予想されるので、吉備IC経由のルートを選択した。吉備IC出口から約80kmあるが、大した混雑もなく、2度の道の駅での休憩を含めて無事に到着。
道の駅 しらまの里
吉備ICから国道424号線を約20km(約40分)にある。小さな道の駅。ここで1回目の休憩+待ち合わせ。ここまでは、広い道とは言えないがすれ違うには十分な広さの道路。但し、工事車両が多くそれらに注意。
道の駅 水の郷日高川 龍游
国道424号線をそのままひた走り、ここで2度目の休憩+待ち合わせ。ここまでは、工事の大型車両もそれほど多くはなく、一回目の休憩地からさらに約30km(約40分)。
龍神村役場付近までは、比較的走りやすい道が、10km。そして、ここからが林道の様な細い道(写真)が続く。そこからさらに、丹生の川沿いに13km。ほぼ一本道で、看板に従って進めばなんとか...。
 結局、吉備ICから休憩をも含めて約2時間程度のドライブだった。
キャンプ施設...
  施設自体は、元の小学校。 しかし、小学校の校舎や体育館のみを利用しているのではなく、コテージやシャワールーム、温泉施設などを増設しているので、立派なキャンプ施設なのである。 
 右中程に見える白い建物が体育館、いや講堂と呼ぶべきか...。 その左に見える茶色の平屋建てが校舎である。そして、逆のアングルから写したのが、右の写真。以前は運動場だったのだろうが、今は、小石が敷き詰められている。
そして、旧小学校と川を隔ててコテージとキャンプ場が設置されている(左の写真)。 右の写真は、小学校の運動場の近くに建てられている温泉。三大美人の湯で有名な龍神温泉である。中には露天風呂もありなかなか快適。但し、熱い湯ではなく、どちらかといえばぬるめ? そして、お湯がヌルっとした感じが龍神温泉。朝は10:00から20:00までが営業時間。もっと、長く開いていて欲しい。
 これが体育館。実はここで寝た。写真に写っているマットを下に敷き寝たのだが...。寝れるモノではなかった。昼間は、30度以上気温があったものの、日が落ちると、みるみる気温が下がってそれに、朝方になるとさすがに寒くなり...。 
 子供達はここでドッチボールをしたり...。
 ここは、校舎内にあった給食室だったろう炊事場。鍋や電気釜などの炊事道具は一通り揃っており、また、大型の冷蔵庫も完備。持参したほとんどの食料もここに保存できた。 
 結局、このキャンプ場で、4食を取ることになったが、そこそこのモノを食べる事ができた。 
 見ての通り十分な広さもあり、置かれている物は業務用のキッチン道具なので十分実用になるようだが、食事の準備するのはやはり無条件に大変だった様子。その量たるや
想像の域を...。
  
 しかし、30度以上も気温があると、
昼間からビールを何本飲んだろう
か...。全く酔わずに気分良く。
校舎内。左の最も大きな写真は、校舎入り口。右手の方に下駄箱もあり、典型的な懐かしい学校のつくり。そして、そこから左右にローカが走っており、いくつか教室がある。そこには、おそらく木材資源の豊富な龍神村であるので、木製の畳二段ベッドが置かれている。人数が少なければここで寝ることになっていただろうが...。体育館よりは遥かに快適であったろう。
 そして、トイレも校舎内にあるのを使う事になる。

もちろん校舎内の比較的大きい部屋は、ミーティングルームなどに使える様だ。
 さて、校舎とコテージ・キャンプ場の間には川があり、もちろん泳げるきれいなか川である。但し、気温が30度以上でも、川の水は冷たく、長い間使っているのは無理と思われる。
 また、校舎側とコテージ側は橋で結ばれてはいるが、加えて、手回し式のロープウェイがある。これが結構ハードで、食事前の腹ごなしには最適かもしれない。
 さて、旧小学校サイドの校庭も、キャンプ場兼バーベキュースペース兼駐車場である。 左端の写真は、日曜日のお昼頃。もう駐車スペースが無いくらい一杯となっている。温泉に来た人、川に来た人、道すがら寄った人...。真ん中の上の写真は、土曜日のお昼前に到着直後の風景。誰もいなかったのに。 真ん中下は、バーベキューも宴たけなわという感じであるが、そのグリーンの奥に見える建物がシャワールーム。右上の写真はの左側に見えるのは、炊事場連。水がでるので、食器を洗ったりは可能。雨の日もここでバーベキューが出来るようなコンロもあり。 また、写真中に使っている、小さな木のイスやテーブルもここのを借りたわけだし、また、バーベキューを焼いているドラム缶改造のコンロもここのを借りている。 

 そういうわけで、土曜日の11:40頃にここに到着してから、日曜日の15:00にここを離れるまで、あっという間に終了してしまった様な。もちろん主役の子供達も十分楽しんでもらえたと思う。ただ、龍神村の中心地(村役場近辺)は携帯電話(FOMAでも)が使えるのだが、十数キロも離れたここではFOMAはもちろん、Movaや他のキャリアも全く役にたたず、静かな夜を迎えられた。また、コンビニなんてものは周囲にはなく、たばこでさえ5kmは自動車で走る必要があった様子。

 ただ、帰宅してからの疲労感たるや、中途半端なものではなく...。丸一日のリハビリが必要であった事を付け加えておく。
 下記に各都市からの目安の必要時間。
                                                                         2006年8月記
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