Audi Forum & Ingolstadt in 2005
  ここでは、2005年のAudiの聖地である、インゴルシュタット訪問及び各所のAudi Forumを可能な限り紹介する訪問記です。 というよりは、犬も歩けば棒に当たる程度のモノと理解しておいて下さい。
2月初旬 in Audi Forum Munich Airport
 早朝、空港に到着。マイナス12度。それまで比較的暖かい都市にいたので、少しこたえます。それにもめげずにいつものAudi Forumへ。 遠目には、レッドとグレイのNewA4が見えます。(写真は、空港ターミナルから見たForum)ということは前回の訪問と変わっていない...、あまり期待していなかったとは言え少しショック..そして、心なしか重くなった足でショールームに向かう途中に、"Audi Regionaltraining"の看板。何か期待していいのかな?と少し気を取り直して、Forum正面へ。 やはり、ショールームには何も変化はなさそうです。中に入る気も失せて、回りを散策。 Forumの前面ロードに、あれぇ、Audi ForumなのにBMW Touringに、Mercedesのワゴン。そして、その奥の方に、少し大振りなシングルフレームのワゴンが...。それが、New A6 Avantでした。 とりあえず、早起きして飛んできた甲斐がありました。万歳!!
 スタッフに確認はしませんでしたが、3月の本格発売を前に、NewA6 Avantの国内のセールスマンの教育プログラムに遭遇した様です。ここで、用意されていたモデルは、2.7TDIと3.2Q S-Line。それをBMWの5シリーズのTouringとMercedesのE320 4 MATICワゴンと乗り較べるという教育プログラムでしょうか。参加したい..。 
 でも、小さい写真では、New A4との違いがわからないと思うので、いくつかサービスショットを。 シルバーは、2.7TDI。ブラックは、3.2Q S-Lineの様です。
Regional-
trainingの看板です。なかなか格好が良い。
 左の写真は、Mercedes E320 4MATICのワゴンとA6 Avant 3.2Q。 右の方の写真には、BMW TouringとA6 Avantの2.7TDI。写真がバックビューに偏っていないかと言われそうですが、他社と比較しても、ひと目で解るバックビュー。A4のそれよりもより、グラマラスだが、引き締まったバックビュー。気に入りました。でかいけどいやらしくない。やっぱりワゴンはAudiのAvantです。特に、最近のシングルフレーム化で良くなっているのはAVANTではないかと思うのですが...!? やはり、クルマも人もお尻です。 
2月初旬 Audi Forum in Ingolstadt
 当日は、マイナスの寒い天候とはいえ快晴。いつもの様にバスでインゴルシュタットへ。欧州は、季節的にカーニバルシーズンゆえに、例にもれず、Audi Forumでもイベントが開催されていました。すごい人だかりでしたが...。(個人的にあまり興味は...)
  さて、まずはショールームへ。
  automotor und sportという有名な自動車雑誌(日本のNAVI誌が一部提携)の読者投票で、一人勝ちしたらしく、それを祝う展示です。 バスの中で丁度その雑誌を読んだばかりだったので理解が早い...。 ”4部門でAudiがトップ!!”という意味の看板があり、そこにその4台並べられていました。しかし、例えば、NAVI(そこそこ自動車を知っているであろう)の読者が投票して、4セグメントでAudiがトップなんて事は、日本では考えられないと思うのですが。すごい事ではないですか?
  個人的に、最も気になっていたのがルーフレール。 どうも、あのレガシー的なモノは受け入れがたいモノがあります。軽量化とエアロ効果なのでしょうが、あれでは、何か坊主頭のような気がして。 でも、A6 Avantもそういう形式になった様な事は、ネットでの写真でわかっていましたが。  
  で、今回実物を見て、安心しました。問題ありません。思った以上に突起があり、サイドから見ても十分に認識可能です。 また、ナビ用アンテナもボディ色と同色化されていますし、これなら納得です。 そのうち、A4にも装備されるでしょうから。

 右の写真は、ブラックの場合の
 ルーフです。
 ブラックのA6 Avant 3.2Q S-Lileのサイドビュー。 逆光ぎみでルーフがよく見えませんが、ルーフレールの坊主感はなかったです。 それとこのモデルは、S-Lineのバッジは、フロントのみでサイドには無し、また、quattroのバッジはリヤのみでした。一応気になったところです。
 
                 ↓225/50 R17
                        Dunlop SP Winter Sport M3 







 ↑双方とも同じ冬タイヤが
   装着されていました。
A6 2.7TDI S-Line
 ディーゼルエンジン搭載モデルです。 2.7Lで180馬力。十分すぎる。


Michelin Pilot Sport
(タイヤのスペック判読不能でした)
A8 6.0 quattro (W12)
 いわゆるフラッグシップですね。
 A8で唯一シングルフレーム化された顔を持つモデルです。

275/35 ZR20 102Y Continental
A4 2.0
 サイト主のMyAvantと同じ2.0Lです。うれしいじゃないですか、数あるA4の中で、このモデルを展示してくれるなんて。


A3 1.9 TDI

 1.9TDIといえばVW・Audiグループが育ててきた最高のディーゼルエンジンです。それを搭載したA3。 このボディならそこそこ走るでしょうねぇ。

いかがですか。ある程度クルマにうるさいと思われるドイツ人が選択したこれらのAUDI。それぞれのセグメントの特徴が出ているのではないでしょうか。 とにかく現実的です。 A4がミドルクラスで選ばれたとういうのはうれしいですね。 要するにミドルは普通ということでしょうか。
 次にショールームを後にし、本社ビル前を見ると、社用車のA8の横に、NewA6 Avantが止まっているではないですか。 それも2台も。ブラックは、A6 Avant 3.0 TDI quattro S-Line。 シルバーは、A6 Avant 4.2 quattroです。 ちなみにシルバーの方のナンバープレートは、IN AV6044、 ブラックは、IN AV6042でした。どこかの雑誌の試乗車で登場するかもしれません。でも、覚えやすいナンバーです(備考:INは地域名。もちろんインゴルシュタットの意)。しかし、帰る時には、既に姿は無くなっていました。
  左端の写真は、デリバリーを待つAudi群。 そして、真ん中の写真は、Exclusiveのフロアー。 昨年とは違うモデルを並べています。 ブルーは、TTロードスターの3.2Q。そして、その奥には、A4 3.0Qのカブリオレ。右端の写真はTTロードスターの内装です。さすがにexclusiveモデルです。  
 最後に、Museummobileへ。 いつかはヴァーチャルミュージアムを作ってみようと写真を撮りまくる。 
 そして、今回のイベントは、グループ企業のSEATでした。

 ラリーカーなども展示されており、結構楽しめるとは思いますが、やはり、AUDIブランドを見に来たわけで、どうでも良いといえばどうでも...。

Audi Forumでの今回の散財の記録です。
 上左の写真は、消しゴムです。 今までのAudiの合弁までの社名が印字されています。 上中の写真は、定番のスティッカー。上右は、New A6 Avant(1/82)のモデルです。
  通常買う気が無かったのに買ってしまったのが、下左と下真ん中の写真であります。 暖かい都市からいきなりマイナスの世界に飛びこんだ為に寒くて寒くてたまりません。どうせ買うならと、Audi Shopで、S-Line印の毛糸の帽子と首から冷たい風が進入するのを防ぐ、Audi Sportのロゴ付きのネックチーフ(独語では.。約50cm四方)というのでしょうか。それを購入しました。そして、極めつけは、下左のキーケース。懲りずにまた購入。現在使っているモノより一回り大きいモノです。 日本でもカタログに載っているのはみましたが、試したくなって..。その使い勝手は別のページで。

  黒のチーフの帰国してからの使い道ははっきりしています。あの肘掛けにかぶせておくのに良いでしょう。汚れ防止の為に。
 今回の訪問は、これで終了です。 あまり時間がなかったので、食事を取る暇もなく空港に戻ってきました。 あと、BerlinのAudi Forumの前も通りかかる機会はありましたが、現行のモデルしか展示されていませんでした。ただ、3.0 TDIなどのエンジンモデルが飾られていたのには少し興味をそそられましたが...。 隣のVWも覗いてみましたが、普通より背の高いGOLF Plusが展示されていただけ。ミュンヘン空港内の展示もまだ、A4 2.0Tでした。
 また、今回、DTMカー関連のモデルやグッズが増えて来ています。ドライバー別に3種類の2004年モデルやキャップもおいています。どれがいいのか勉強不足で解らずに今回の購入は見合わせました。次回の機会があれば是非!
2.4 3.2FSI 4.2 quattro 2.7 TDI 3.0 TDI quattro
エンジン形式 V6 V6 V8 V6 V6
排気量 2393 3123 4163 2698 2967
出力/RPM 177/6000 255/6500 335/6600 180/3300 225/4000
トルク Nm/min. 230/3000 330/3250 420/3500 380/1400 450/1400
サイズ mm 4933x1855x1463                        
空重量 kg 1595 1610 1805 1695 1805
0-100km/h 9.2 7.1 6.2 8.3 7.3
最高速度 km/h 226 250 250 225 240
価格 Euro 35,000 43,400 62,800 38,900 43,800
下記に雑誌から抜粋したスペックシートです。但し、これはあくまでドイツ仕様ですので注意願います。
6月初旬のAudi Forum Ingolstadt
 懲りずにまた寄ってしまいました。でも、今回は、英語版のPlant Tourに参加するという目的を持っての訪問です。 

 Plant Tour --- 初めてのPlant Tourはここへ
 メールにて問い合わせをかけて、平日の毎日11:30から英語でのPlant Tourが行われているのを確認し、念のために予約しました。 実際に参加してみると14名の団体と4名のフリー(サイト主含む)の総勢18名でした。定員が満員になる場合もあるようななおでできるならば事前に予約した方が安全そうです。

  11:30のTourなので、ミュンヘン空港発の9:30のバスで向かいました。 若干遅れて10:35に到着。まずは、指定の”Zentraler Empfang”にて予約していることを告げてからチケットを4ユーロ(独語も英語も同じ値段)で購入。そして、その周辺で時間をつぶすことに。
  
  11:25頃に集合場所にあつまり、Plant Tourスタートです。 総勢18名。 また、ツアーガイドは、インド系?の若いおねぇえさん。それはそれはエキゾチックできれいな方で、もうブラウンの瞳と目があうだけでおっさんはどきどきモノで、結局名前を覚えていません...。取りこぼしです。 失格ですねぇ。 悔いが残ります。

  さて、前回とTourの順番は全く同じですが、ドイツ語の時は、生産量などの通り一遍な数字的なものは理解できたので、今回の英語ツアーに期待するのは、その通り一遍な話の間に挟む、トレビア的な、へぇーな内容を理解したく気合いを入れておねぇさんの話を食い入るように聞くようにしました。  ただ、このおねぇさん生粋のドイツ人ではないので割としゃべるしゃべるし、ドイツ人を第三者的な立場で評価したり...。おもしろかったです。 さて、まず、Audiが欧州に持つ3つの工場の話。各工場の生産台数や車種等の説明です。 それに加えて現在インゴルシュタットで生産しているSシリーズをネッカースウルム工場に2006年に移転するだろうとか、また、特にギョール市/ハンガリー(ブダペストとウィーンの間)では、TTを作ってます。 これは想定内でしたが、現在エンジンは、100%(もちろんランボルギーニ除く)ここで作ってますとの事。 へぇー! 理由はコスト削減です。分かり易い理由でした。 皆さんご存知でしたか? 早くも一発食らった様な状態で工場へ。 あと、インゴルシュタットの空洞実験室はワールドカップスキーチーム等の研究に使用されているとかという話もありました。 話は少しそれますが、このハンガリーのギョール市。 1ヶ月ほど仕事で滞在したことがあります。 サイト主のLegend?というか、忘れられない欧州の都市の一つです。
  そして、まずは、A4のプレスライン。 そして、ボディの組み立て、ボディとシャーシーの合体。うんうんとツアーは進んでいきます。ただし、このツアーのスタートが11:30ということもあり、12:30から15分間くらいはお昼休みとなりラインがストップします。でも、なんやかやと時間はつぶれるのでツアーはそのまま続けられます。 そして、A3のアッセブリングの行程へ。どうもA4のアッセンブリーラインは遠いのでツアーは、いつもA3となるようです。 そして、ここはバイエルン地方(ビールなしでは生きていけない人種)と言うこともあり、1シフト中にボトル半分のビールはOKとの事。へぇー。就業中にビールを飲めるなんて...。 
  生産ラインも終わりに近くなると、本日の生産目標と現在の見込み達成率という大きな表示が見えます。このときはほぼ予定通りの数字が出ていました。また、一番最初に燃料を入れる量は? 20-30リットル程度と説明されました。そして、最後にラインから自走して検査ラインへ。水はかけられる、傾けられると...。そして、完成となるようです。
 まぁそういう具合に、言葉がわかるので、時には合いの手を入れながらツアーはつつがなく終了しました。 13:20位でしたか。14:00のバスに乗るつもりだったので大急ぎで食事、買物...。 おねぇさんに挨拶するの忘れた! 最低...。

  一緒に回った14名の団体は総務関連のお客さんなのか、工場のワーカーの平均給与はいくら(2,000から3,000ユーロ)とか、女性の占める割合(10%)、外国人の占める割合(10%)とかの質問を熱心に行っていた様です。

以上

ショールームへ
 
何か新しい物は?と思いましたが、前回展示がまだ続けられ、、加えて、A6のAvant 2.7 TDI S-Lineが新しく置かれていました。  日本でもそろそろ発表でしょうから特にコメントはつけません。
RS4 
 なにげなしにすごいクルマが駐車しているというのがIngolstadt Forumのすごい所なのですが、今回もありました。 すごいクルマ。 目の保養には非常に良く...。 でも、遠目には全く気が付かないのですが、近づいてみると...。
 少し大きめの写真で大サービスしちゃいます。
シングルフレームのRS4。 シングルだろうがダブルだろうがここまでパワーがあれば。 また、分かり易いナンバープレート。 もしかしたらどこかの自動車雑誌の現地試乗かなんかに登場するかもしれません。
これがNewRSホィールとなるのでしょうか? サイト主のはもう旧型...。 それにお尻。 マフラーがすごいのと、結構RS4のバッチがでかい。 ちなみにホィール/タイヤは、255/35 ZR 19  Michelin Pilot Sportでした。
今まで見たことがない形状のハンドル。でも、シングルフレーム用のハンドルではないですね? でもなんとも格好の良いコックピットです。ドアミラー、ソーラーバッッテリー付きのサンルーフ。このタイプはチルトは出来ても全開できない様ですが(勝った!)。
サイドビューです。 また、リアをやや下側から見てみました。 メッシュもなんともいえず...。 とにかくV8 420馬力ですから。
 斜め後ろから。 ブレーキキャリバーは赤。それに白のRSマーク。そして、大きなローター。 フロントの下側。リヤ側をしたから斜めに見たところ。
 全体的にアルミ風のモールが格好いいですねぇ。クローム系のモールは良くも悪くも目立ちすぎて...。
散財の結果...。
 
時間が無いといながら結局下記の物を購入してしまいました。 但し、下の2点はFORUMで購入したものでなく、道中に衝動買いしたものです。
右から、
クワトロ25周年記念ケース入りの1980年製Audi Quattroのミニカー。 
ネックストラップ、
ゴルフ用(長くご無沙汰のゴルフですが、色が気に入って)のタオル。
空港のAudi Forum?
 A6 Avant 4.2 Quattroが展示されていました。 それに加えて、Quattro 25周年のビデオスタンドが設置されていました。 
番外 I  --- Ingolstadt Village???
  たまたま見つけてしまいました。 
  バリュー・リテイル社ってご存知ですか? ロンドン、ミラノ、バルセロナ、マドリード、パリ、ブリュッセル、ベルトハイムでアウトレットショップを展開している会社です。 サイト主はRINKU OUTLET以外は、あまり興味が無かったので、それらの存在は知っていましたが行った事がありません。 ところが、この会社がこの2005年秋にインゴルシュタット・ビレッジをオープンさせるという事になれば話は別です。 これを見つけた雑誌では、ミュンヘン郊外とされていましたが、Ingolstadtの文字を見つけて黙っているわけにはいけません。 よくよく調べてみると、ミュンヘンの郊外も郊外、インゴルシュタットの郊外にできる様です。 これで、家族旅行でインゴルシュタットに行く理由が出来たのではないでしょうか?
   とにかく、詳細は、下記で。
   http://www.ingolstadtvillage.com
番外 II  --- A8 4.2 quattro
 このA8のオーナーを訪ねればA8にのせてもらう約束を取り付けたのが1年前。 そして、それが実現。助手席にのせてもらえると思ったら、なんと運転させてもらいました。 足をアクセルにのせただけで、アッと言う間もなく200km/h超(もちろん日本ではありません)。 でのそのスタビリティや乗り心地絶妙さ。 そんなに道路舗装が良くないのに。 まぁ良い経験をさせてもらいました。
どこの国? ナンバープレートを参考にして下さい。
 
 ちなみにサイト主が乗った時には、サスペンションはコンフォート設定だったそうです。
6月のフランクフルト空港
 A6 Avant 2.7TDI S-Lineが展示されていたフランクフルト空港です。 ミュンヘン空港もA6 Avantに違いはないのですが、忘れました...。

2005年のル・マンが始まろうというタイミングですが、昨年のモノを入手。なんて言ったってゴロがいいですからねぇ。「郷」に、車番も5。できすぎです。 マッハゴーゴーなるモノを連想してしまいます...。箱に収めればもちろん例のDUNLOP印のゲートの背景になります。
2004年 DTM A4 の車番11番、Christian Abtです。 もちろんダブルフレームのモデルです。 やはり、MyAvantと同じ世代で1台...。でも、このモデルよくできてる...。実はこれを購入する前にメルツェデスのDTMの実車がVodafoneに展示されていて...。それもすごかったです。
Momente 25 - Jahre quattro
 05年9月にIngolstadt Audi ForumのMuseummobileにて行われていた特別展の模様です。 quattroの歴史25年間のそれぞれの瞬間を展示しています。この特別展は、2005年7月20日から開催されており、2006年の1月15日まで行われています。
 訪問した週は、フランクフルトでIAA2005が開催されており、このIngolstadt本社には特に見るべきモノはありませんでした。あえて言えば、数台のRS4が本社ビル前に駐車していたことぐらいでしょうか。ただ、人影がないというわけでなく、デリバリーの人たちや、工場見学の団体さんなどで場内はにぎわっていましたが...。
 さて、それほど余裕のある予定でも無かったのですが、博物館である、Meuseummobileで首記の展示会が行われているのを発見。規模としては、ワンフロアのみでの特別展ですが、おもしろそうなのでのぞいてみました。 右の写真は、展示会場入り口。 そして、入り口から覗いた写真が、下左の写真です。 そんなに大きな場所ではありませんが、内容は濃かったですよ。
1977 Iltis - Moment
VW Iltis Paris - Dakar
直列4気筒 1,714cc 120-125ps 4WD 最高速度 130km/h
1980年のパリ-ダカールラリーで優勝したモデルです。これこそが、Audi quattroのベースとなったモデルです。 このモデルは軍用にも使われていた様です。
1984 Kurzer Moment
Audi Sport quattro 1984年製造
直列5気筒、2,133cc、306ps、最高速度250km/h、販売価格DM203,850
製造年'83年〜'85年に214台。車重量、1,300kg!
1983年9月のフランクフルトモーターショーでデビューしたラリー用モンスターマシン。カーボン、ケブラー素材まで使われている。 独語でKurzerという愛称が付けられたモデル。Kurzerは、英語ではShortの意味。究極のラリー仕様であるために、回頭性をあげるためにホィールベースを短くしていた為の「短い」という愛称と思われる。
1980 Genf Moment
Audi quattro 1980年製造
直列5気筒、2,144cc、200PS、最高速度220km/h、販売価格DM56,815、1980年〜1991年、製造台数11,452台
ドイツ語でスイスのジュネーブのことをGenfと書きます。そこで行われたモーターショーがquattroのデビューとなりました。
このモデルがquattroシステム搭載した最初のモデル。25周年もここから起算していることになります。
1981 - 1987 Rallye-Moment
Audi 200 quattro WRC グループA仕様ラリーカー
直列5気筒、250ps、330Nm/4000rpm、車重1,250kg

写真は、サファリラリー仕様車。
1988/89 USA - Moment
Audi 90 quattro IMSA-GTO
直列5気筒、2,190cc、720ps、車重1,206kg
USAで、TransAm-Championshipに出場したモデル。
1996 96er-Moment
Audi A4 quattro Supertouring
直列4気筒、1,998cc、296ps、1,040kg、1995 -1997
オンロードでの競技でも強さを発揮します。
2001 Safety - Car - Moment
Audi RS4   2002年製
V6、2,671cc、380ps、440Nm、車重1,620kg

RS4といえば、DTMのSafety-Carですね。
ホィールは255/35 18Rでした。 どこかで見たことのある...。
2005 Schanzen - Moment
Audi A6 4.2 quattro 2005年製造
V8、4,163cc、335ps、420Nm、車重1,745kg。

あのCFで有名なあのシーンです。今年復活しました。 そして、これは、最高斜度37.5度のフィンランドのスキージャンプ台を上った実車じゃないでしょうか(ナンバープレートから?) このタイヤのスパイク。そして、降ろすためのワイヤー用フックが見えます。
でも、この斜度すごいです。
1990 - 1992 Rotkaeppchen - Moment
Audi V8 quattro DTM Version 1990
V8, 3,561.8cc, 462ps, 390Nm, 車重1,220kg

DTMに参戦。
1999 Hollywood - Moment
Audi allroad quattro "Ski to the Max"
V6, 2,671cc, 425ps, 520Nm, 255/45 R18 99V, 1,805kg,

映画デビューしたAudi。
Zukunfts - Moment
双眼鏡の様なものが壁からでており、それを覗くと...

そこには、Q7が見えました。もちろん実車はおいてません。Zukunfts=Future
1985 - 87 Pikes Peak - Moment
Audi Sport quattro S1 "Pikes Peak" 登坂専用車
 直列5気筒 Turbo付き 軽合金製 2,110cc、598ps、590Nm、 車重1,000kg。
1986年年製、1987年により登坂専用に改造。水冷ブレーキ、過給器等。 残念ながら実車はおかれていませんでした。そのうちに納入されるのでしょうか。
'05年12月 写真を入れ替えました。  
Fan - Moment
Audiファン向きのグッズの数々の展示。キャップ、栓抜き、ステッカー、ベストなど...。


quattroのトラクションを両手、両足で体感しながら自動車を走らせるというゲームですが...。

いまいちうまくいきませんでした。
Technik - Moment

なかなか見る機会のないところなので、大きい写真でお楽しみください。
2005 Omiyage - Moment (番外)
今回のIngolstadt訪問の証は、quattro25周年のスティッカー.
サイズは、それぞれ、小 35mmx90mm、 大 110mm x 305mm

そして、復刻版のスティッカー2種類
WARNING DON'T TRY TO CATCH quattro IN THE SNOW
quattro BORN TO WIN
前述のFan - Momentにあるものと同じデザインです。

Q7のミニチュアカーです。
'05年 12月 訪問記
 寒波がミュンヘンをつつんでおり、ミュンヘン空港周辺は、視界500m以下、気温マイナス10度という最悪のコンディション下、インゴルシュタットに着くと、そこは快晴でした。但し、気温は日中でもマイナスでしたが。
 全般的に12月のAudi Forumは静かでした。フランクフルトや東京での大きなショーが終了した後という事もあったかもしれませんが。 Forumの中の広場では、なにやらクリスマスの準備を行っていました。これからクリスマスにかけて色々なイベントがここで開催されるのでしょう。 
 まずはショールーム。
 A4 DTM仕様が展示されていました。 ベースは、A4 2.0Tです。
 リアとフロントにカーボンのエアロパーツ、そして、内装にもカーボンが使われています。 この顔つき...。 こんなのがルームミラーで近づいてきたら、道を間違いなく譲ってしまうでしょう。 そして、DTMのバッジがサイドに。 特にリアやフロントにはありません。
 ドライバーズシートはこんな感じです。 実際に座ってみましたが、RECARO製のシートのホールドの良さが印象的でした。S-Lineの場合には、シルバーのプレートが貼られてエレガントな印象ですが、このDTM仕様は、カーボンのプレートが貼られているので、少し暗い印象です。でも、その暗さが、機会ある時にみるDTM車の雰囲気そのものです。通好みのモデルでしょう。
New A4 2.0T Cabriolet S-Line
 一旦、ショールームを離れ、戻ってくるとそこでは、フランクフルトで発表されたNew A4カブリオレの搬入の真っ最中でした。ショールム内まで自走して入り、そこでバッテリーに何か細工を行っていました。 これは、特にS-Lineモデルなのでドライバーズシートのシルバープレートがなんとも格好がいいですねぇ。
 
そして、いつものメインビルの前には、2台のQ7が駐車中。いずれも色は違うモノの、4.2 quattroです。 広報車にもなるんでしょうねぇ。 いつもの様にナンバープレートをチェックすると、ブラックは、「IN Q7010」、シルバーは、「IN Q7013」でした。今後、どこかの雑誌の試乗レポートに登場するかもしれません。
 
もう一台のQ7も確認。
これは、ミュンヘン登録の様なので、ディーラー車? 
結局、3台のQ7がここForumでうろうろしていました。
以前の訪問時は展示されていなかったPikesPeakレース車両ですが、今回は、ちゃんと展示されていました。よって、以前のと差し替えしておきました。
 今回は、珍しく何も購入せずにFORUMをあとにしました。 でも、実際は、2種類の販売されていたカレンダーが欲しくて...。 大きいのであきらめましたが。 一つは、スポーツ版。モータースポーツにかぎらず、スキー、ヨットなどAudiスポンサーライズされたスポーツ集と、Audi Traditionalと名付けられたレトロなAudi車のカレンダー。どれも欲しかったのですけど...。 スーツケースに入らない。
 
 2005年もこれが最後の訪問となったForumですが、来年は、何回行くことができるのか? 今年ほどは無理でしょう。間違いないところです。

 

モスクワのAudiディーラー --- おまけ 
 ランチを取りに行くマクドナルドの近くにAudiのディーラーが有り、時間があったので少し見学に行ってみました。
 ロケーションは、モスクワ市内からシェルメティボ空港に向かう途中にあります。モスクワ市内にはいくつかのAudiディーラーが存在し、その内の一つの様です。 

Audi Center North
という看板が上がっています。後にもいくつかのディーラーがあり、ここで購入したAudiには、Rudolfというバッジが付けられます。Audiの他にも三菱などもハンドルしている様です。
エントランスは小さめです。12月という事もありクリスマスツリーが飾られていましたが、小さめです。もともとロシアは、正教(オーソドックス)なのでクリスマスは年明けになるから?
 中に入ると、ディーラーはディーラーでした。結構な数のAudiが揃えられており、A8が相当数ディスプレイされています。さすが金持ちのモスクワです。次に多いのは、A6。A3、A4などの普通のAudiは隅っこに追いやられています。 なぜか1938年製のDKW-F8が置かれていました。 
 ちなみに豪華めの装備付A6 AvantでUS$70,000ドル程度が目安とか。
近くにガソリンスタンドがあったので、価格に興味があり写真を撮ってみました。
イタリア系のAGIPスタンドですから若干、他のロシア系資本よりは高価かもしれませんが...。
プレミアムガソリン 98E 20.20ルーブル (約86.7円/リッター)
ガソリン        92 18.20ルーブル (約78.1円/リッター)
ディーゼル         17.00ルーブル (約73.0円/リッター
ガソリン        95 19.20ルーブル (約82.4円/リッター)

スーパーとかレギュラーとか言わずにオクタン価で表示されています。 一見安い様に思えますが、世界の例にもれず、実は相当値上がりしているそうです。


                                                  (2005年12月記)
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