Vorsprung durch Schriftzug
　　B7の出現で旧型となってしまったB6　My　Avantですが、ここで起死回生の一発。B7の部品をB6に移植してやるという事にしました。　そんなに難しいことではありません。いや、そんな難しい事はできません。　Tune-Upか或いはDe-Tune？となるのかよくわかりませんが。　

　　　ここで、いきなり話は替わりますが、先週も紹介しましたが、今や彼の国ではディーゼルエンジン全盛。　Audi（いやVW、Audiグループと言うべきか）のディーゼルエンジンも定評があり、今まで、1.9　TDI、2.5　TDIと名エンジンを世に送り出してきました。それぞれ116馬力、163馬力という必要十分なパワーを持っています。　今回のB7の出現で、2.0　TDIと3.0TDIが追加されました。それぞれ、140馬力、204馬力というすばらしいパフォーマンスです。もちろん、日本に輸入される事はないでしょうが...！！　そこがプレミア性？　ありえねぇー事？　なんて考えてしまったサイト主でして...。　ちなみにTDIというのは、直憤ターボの意味ですが、一応、VW・Audiグループの商標らしいのです。ところが、日本でその関係を調べてみると、一応、VWが商標登録を日本で行うべく申請していますが、英国のローバー社より異議申し立てが行われている様です。　
　　　さて、そのTDIという甘美な響きに魅せられ....一発やってやろうと、この企画になったわけであります。　もちろん、本物のTDIエンジンに積み替えるなどという日本国内では、世間を敵にまわすような事はしません。　この愚行につき合っていただける方のみ先に読み進んで下さい。

　　まず、行った作業は、既存の文字を取り去ること。　2.0のエンブレムを取り外します。古い自動車の様にネジで取り付けという様な作りではなく、接着剤でくっついているだけだとの事。　そこで、左の写真の様な道具を見つけました。　アラミド繊維とある。ここで思いっきり...対切削防止のケブラー繊維やトゥワロンを含む切れない繊維ではありませんか！　イランの戦争以来、市場で不足している（防弾、防刃チョッキ）という繊維です。同等のモノとして、ポリエチレン系のスペクトラやダイニーマなんてのもあったと記憶してますが...。　とにかく双方とも手で引き切れず、手の方が切れてしまうという強い繊維群です。　特にアラミド繊維系のモノは最も世間に普及しており、実績もあります。　こんなところで利用されているとは思いもよりませんでした。　
　　さて、もう一つ、ボディーに残った接着剤をはがし易くする液体とプラスティック製のへらが同梱品です。最も、重要なのは、このはがし液かもしれません。特にシンナーやマニキュアの様な刺激臭もなく、なんなんでしょう？　

　　はがし取るプロセスです。アラミド繊維には取手がついており、糸を往復させながらエンブレムをはがし取ります。これは、それほど大変な作業でもなく、糸を、付属のはがし液で湿らせてから行えばだいたいOKでしょう。　最も重要な作業は、この後です。　エンブレムをはがすとどうしても接着跡が残ります。サイト主のAvantは2003年モノですので余計？　さてここからが本当の作業となります。その接着跡にはがし液を塗り、付属のへらでシコシコと地道にはがして行きます。結構力を入れて作業を行ってもキズは付きませんでした。　作業後はきれいな何もないボディが。　
　　とりあえず、最初のステップは終了です。　このままの状態で乗り回しても悪くないなぁとも思いましたが、逆にいつでもはがせると思うと、次のステップにいく度胸が備わってきたわけでして。

Schriftzug　=　writing
　エンブレムやバッジと言った方が分かり易いと思いますが、ドイツ語でのパーツ名は、Schriftzug...。右の写真は、そのInvoiceとパーツのIDシールです。　この05年02月の海外ロード中に入手してしまいました。　購入価格、6.61ユーロ（約\900）。　B6には存在せず、B7より設定された排気量のモノを購入しました。　もちろん純正パーツです。
　　排気量の部分はあえて伏せ字にさせてもらいました。　どれを選んだのかはご想像にお任せします。　B7で追加されたTDIエンジンというのはそんなにないので．．．。　ただ、B7に至るまでに、TDIの字体に数種あるというのを発見しました。Audiの場合には、TDIのIのみが赤色とされたモノ、Iに影が入っているのも等々。　しかし、このB7では簡略なブロック体のシルバーとシンプルになっています。それが気に入ってB7の字体にしました。
　また、エンブレム字体は、水平に貼れるように、裏と表にシールが貼られていました。貼付ける部分を先にはがしてから一気にAvantのリアへ...。
　

　これで一応の完成です。　日本ではあり得ない、”*.0　TDI”です。

　しかし、この後に重大なミスに気が付く事になります。　そう、片方の水平を出すのばかりに気を取られ、左側の「A4」マークよりも下側になってしまったのです。

　　A4マークを貼り替える方が現実的です。　一応、オーダーしてしまいました。　その内に取り付けようかと思ってますが。
部品番号：8E0　853　741　2ZZ　
価格　：　1、300円　（税抜き）

　　この機会に本国でのAudiTDIエンジンのバリエーション。
　　A2　　1.2TDI　 61ps、　1.4TDI　 75ps/90ps
　　A3　　1.9TDI　105ps、　2.0TDI　140ps
　　A4　　 1.9TDI　105ps、　2.0TDI　140ps、　2.5TDI　163ps、　3.0TDI　204ps
　　A6　　 2.0TDI　140ps、　 2.7TDI　179ps、　3.0TDI　224ps
　　A8　　 3.0TDI　232ps、　4.0TDI　275ps
　　AR　　 2.5TDI　163ps/179ps
　　たくさんあります。本当に。　4.0Lまであるのですねぇ。　VWは、5.0Lまであるとの話ですが。
　　
　　Vorsprung durch Schrifzug　　=　ありえねぇー
　　　最後に、あくまでシャレ、ジョークです。　深く考えないでください。　ステッッカーチューンについての是非とかいうスレを立ち上げ、真剣に議論するという事はやめて下さいね。　そして、あくまでデ・チューンのつもりが最近のディーゼルエンジンの高性能化でガソリンエンジンをも凌ぐ様になり、スペック上では、チューンアップになってしまったのですが...。

　　　さて、こういう疑似TDIチューンの同志はいらっしゃいますか？　いらっしゃたら是非お声掛けください。やはり、一人よりは、心強いと思いますので...。
　　　

再　挑　戦　!!
　結局、TDIの方を張り直す事にしました。　今回のロード中にまた、手配をかけ入手。　同じ人には頼まず（理由を説明するのが恥ずかしい）、別の国で入手しました。　２個あるのは、サイト主の事なので予備に１つ欲しいだろうという頼んだ人の配慮から.。さすが、長いつきあいです...。

　今度はじっくりと作戦を練ってから張り付けます。

TDI　BADGE　COLLECTION
　こんなコレクションにどういう意味があるのか、サイト主本人にもわかりませんが、色々とTDI BADGEを集めてみました。　もちろん対象はAudiですが、グループという事もあり、VW系も含まれています。　別にTDIエンジンを推奨しようという企画でもなく、また、TDIエンジンが優秀だというつもりもなく、ただ、思いつきでここに紹介しています。　