さて、前置きはこれぐらいにして本題の入りましょう。 前述の様にそれぞれのメーカーの自動車のスペックなどは専門誌に任せて、違う視点で紹介していきます。
IAA 2005 (フランクフルトモーターショー)に行く...
  2年に1度ドイツのフランクフルトで開催されるモーターショーを訪問して参りました。 そのレポートですが、数百枚の写真を撮ったのはいいのですが、整理がつきません。ランダムに、ここにアップしてますのでなんとか全体の雰囲気を味わってください。ここでは、訪問記としての報告です。詳しいくるまの報告は専門誌に任せます。

 61. Internationalen Automobil - Ausstellung (IAA) in Frankfurt (61st International Motor Show (IAA) Cars in Frankfurt) がこの展示会の独語(英語)での正式名称です。 フランクフルトモーターショーで一般にはいいと思いますが、当サイトを訪れていただいた方は、当然、IAA 2005と呼んでもらいたいモノです。

開催期間 :
  2005年は、9月12日から展示会自体はスタートしますが、一般公開は17日から25日となっています。
  9月12日 Limited Press Day 
  9月13日〜14日 Press Day  
  9月15日〜16日 Trade Day  
  9月17日〜25日 Public Day 
  ただ、このTrade Dayもチケット(42ユーロ)を買えば入場できる様ですね? プレスの期間は無理でしょうが。
入場料  : 
  1日券 : Trade Days    42ユーロ
         Public Days   (週末) 15ユーロ
                   (平日) 13ユーロ
         19日〜23日のみ EveningTicket (15:00以降)
                         8ユーロ
ただし、これらのチケットは、一度退場してしまうと無効となります。
 でも、場内で、メーカー名入りの入場券を目撃。 おそらく、ディーラーからのご招待というのも現地ではあるのでしょう。
 
 展示会場 :
   常設の広大な展示会場がフランクフルトにあり、そこでこの展示会は行われます。Frankfurt Messeと覚えておきましょう。 展示会場のエントランスは2つ。市電(S-bahn)と地下鉄(U-bahn)ではそれぞれ違うエントランスとなります。右写真中が地下鉄駅からのエントランス。これがメインエントランスです。右写真下が市電側エントランスとなります。IAAのレイアウト自体は、メインエントランスよりに設置されていますが、双方の窓口ともそんなに混雑することはありませんでした。

   また、広い会場のほぼすべてのホールが解放されているため、これだけの入場者があっても余裕があります。展示場内は混雑してますが、ホールの外にでれば、一休みするくらいの場所はすぐに見つかりますし、レストランなどもそれほど待たずに入れます。さすが、Frankfurt Messe規模が違います。 サイト主は、入場前には、どこも並ばないといけないという極々日本的な考えで入場しましたが、なんか肩すかしをくらった様に思えました。 しかし、週末の午後ともなると人が増えてきますので、開場すぐをおすすめします。その時間だと、結構展示車にほとんど待たずに乗ったりできます。
  市内の交通は、市電(S-bahn)、地下鉄(U-bahn)、バスの共通券です。 自動販売機で購入できます(写真左)。
それらに1日乗り放題の、1日券(Tageskarte:4.80ユーロ)と1回券(Einzelfahrt:1.80ユーロ)があります。写真は、チケット。3回乗れば1日券の元が取れるリーズナブルさです。ドイツは、自動車の市内への乗り入れをできるだけ少なくするために公共交通で方策をとっているようです。
  空港からの場合には、若干値段が変わりますので注意してください。ここの自動販売機は、他のドイツの都市と違うのは、行き先を数字キーで入力しないといけません。いつもこれを忘れてしまいます。ちなみに、フランクフルト市内は、常に50です。
Audi
 当然、トップは我らがAudiです。 今年の販売は非常に順調で、Dセグメントでは、BMWの3シリーズを押さえてA4が首位を走っております。それを表したブースと期待しましたが...プレゼンテーションとしては、少し寂しい...というのが正直なところです。 VWグループ(VW、AUDI、Seat、Skoda、ランボルギーニ、ベントレー)で一つのホールを独占。 Vorsprung dorch Technikの割には、見るモノがありません。かろうじて展示していたのが、4.2Lのディーゼルエンジン模型とRS4のプラットフォーム。そして、セラミックブレーキ。そして。Bang & Olufsenとの"The sound of perfection"。現在、B&Gのサイトでも紹介されています。 もちろん、これらは、すべてフラッグシップであるA8への技術ですが。これに影響されて...というわけではありませんが。 MyAvantにも...。気分だけちょっと。
 でも、やはりメインは、Q7でしょう。常時すごい人で近づくのが難しいくらい。それにハイブリッドQ7。個人的には、A4 Cabriolet。一度は乗って見たいモノです。
 特に、このQ73列目のシートがウリなのか、実際に確認している人が多く、日本じゃ当たり前..と思ってましたが。
 これは、A4に搭載されていたMMSです。 A6のMMIを期待してましたが...。
 ディスプレー横にあるつまみですが、やはり、つまみは上向きで肘掛けに無いと...。
スタンド内には、こういうタワーみたいなモノがあり、そこで、色々な歴史や、quattroなどのビデオデモを行っていました。あまり見入っている人は見ませんでしたが...。
 右の様なオーナーズラウンジが設置されていました。入り口で招待状の様なモノをチェック。サイト主もAUDIオーナーではありませんか。Audi販売店に事前にIAAへ行くとでも言っておけば招待状なんかももらえたのでしょうか? 今度、Audi担当者に聞いてみよう。
 Exclusiveのカウンターです。結構な床面積をそれに費やしていました。そして、そのExclusiveのメニュー。
 実物のファブリック、皮革などを展示しています。そのバリエーションのすごいこと。 
ブース内では、AudiShopが併設され、様々なグッズが即売されていました。残念ながら、IAA2005限定グッズなるものは存在しません。それこそ日本人好みかとは思いますが。
ブース内はモデル別に別けられて展示
入り口付近でのQ7のイメージデモ。車室の広さや、そのユーティリティのデモなのですが、ガラガラ...。
ブースの一番スミの方に、純正パーツのコーナーがあり、現行のホィールの実物が展示されていました。 詳細は下記をどうぞ。
来年は、カブリオレ用にAudiもランフラットタイヤを採用の様です。
8 arm design with protection ring
Two-piece
19" Q7
7 arm design "Abitos"
Winter wheel
16" A3, A6
17" A6,
10 double spoke design
bi-colour
20" Q7
5 double spoke design
18" TT
5 doublestar rim
bolted with "Pikes Peak" design
Two-piece
20" Q7
10 Y-spoke design
18" A4
7 arm design "Arkano"
Two-piece
18" A4
19" A6
Audi exclusive
7 double spoke design
19" RS4
Audi exclusive
9 spoke design (Forged)
20" A6, A8
Audi exclusive
5 arm design
18" A3, A4, A6
19" A8
Audi exclusive
14 spoke design
18" A3, A4, S4, A6
Audi exclusive
20 spoke design
Two-piece
18" A3
19" A6, A8
Audi exclusive
15 spoke design
18" A4, S4, A6
Audi
16 spoke design
17" A3, A4, A4 Cabriolet, A6
Audi
9 Y-spoke design with
emergency run-flat system SST
17" A4 Cabriolet
available beginning 2006
Audi
12 spoke design(Forged)
High gloss polished
19" A8
Audi
7 arm design
18" A6
Audi
5 double spoke design
18" Q7
Audi
6 arm blade design
17" TT
Audi
7 arm structure design
19" Q7
Volkswagen
 今回、最も見所があったのが、このVolkswagen。 もちろん新車もありますが、その技術に関するプレゼンテーションで見せてくれました。さすが、グループの中核のメーカー。
Golf GT。 新開発の1.4L、ツィンチャージャー付き、TSIエンジン。 燃費、パワーの両立をねらったモノと思います。そして、エンジンのカットモデル。青白く反射しているのがそのスーパーチャージャー部分です。もちろん、ツィンなので2つありました。
Golf R32
その心臓部の、V6 3.2Lエンジンのモデルとエンジンルーム。 DSGのカットモデルとその原理を説明するためのデモモデル。 ゲーム感覚で遊びながらその原理がわかるようにできてます。
 復活したJETTA。 では、BORAは何だったのでしょうか? 
 大衆車らしく、JETTAも含め、各モデルで標準装備での展示車も用意しているのがすごいと思いました。
EOSでした。
なかなか格好良いと思いました。
 今回最もVWブランドで気になったモデルが、Passat。 DSG有りーの、パドルシフト有りーの、4MOTIONも...何でもあり。あげくの果てに、A6 Avantで採用されているカーゴルーム用の装備も...。
 それと、VWのシングルフレーム。あまり違和感が無い。
日本にはどういう導入され方するかは知らないが、Audiもがんばらないと。 ただし、クオリティ感はやはり、Audiの方が断然上。 ウッドパネルにしても、運転席に座り比べてみると明らか。やはり、VWはVW。
最後にVWグループをざっと流して、このホール(3号館)を終わりにしましょう。ランボリギーニ、SEAT、Skodaでした。ベントレー? 写真撮るの忘れた....。
BMW 
  広場に仮設?(6月に来たときはこんなの無かった)の展示場です。
そして、少し高くなったステージには、130i、Z4クーペ、330dツーリング、ActiveHybridの4台が。それをショー的にプレゼンする為に、仕掛けがありました。 カウントダウンが始まと思ったら、照明が落とされ、片側の展示車のシャッターが下ろされ、その裏側でビデオプレデンが始まるという趣向でした。
 
  こういう大がかりな仕掛けがあったのは、BMWだけ。
M3、M5、M6のそれぞれのフロントとリア。 デゥアルエクゾーストをダブルというのはやはり、迫力があります。

↓ 下の写真は、BMW Individual。オーダーカーのコーナーです。
やはり、3シリーズのTouringは気になるところ。 写真は、330xi。

Z4の3.0iが右の写真。
やはり純正のパーツコーナーには、ホィールが。 BMWはすべて番号なんだ...。
Star spoke 89, 17"
Double spoke 125, 19"
Radial styling 32, 20"
Star spoke 87, 20"
Star spoke composite wheel 179, 19"
Star spoke 142, 17"
Double spoke composite wheel 71, 17"
M Double spoke 135, 18"
Double spoke 150, 19"
Mercedes Benz
それはそれは大きなブースでした。これでもかというMercedesらしい押しつけを十分堪能させられます。入り口付近にあるクライスラー関連は省略させていただき、この青いエントランスへ。これを超えると、左手にSmart。右手には、Maybachの展示となります。
 入場し、まず目にはいるのが、このR320とR350でした。
 その後、Maybachの展示です。
さて、普通のMercedesを見るには、エスカレーターで上に上がらないといけないようです。 そして、上に到着すると、水のサービスが。グラスを返しそびえて...持って帰ってしまった..。 そして、階段の横には、Cクラスなんかが展示され、眼下には→
→右の写真のような光景が。やっと普通のMercedesに遭遇できました。 この超度肝を抜く演出。 Mercedesならではなのでしょう。しかし、でかいブースだ。
左は、B150、右の写真は、B200 Turboだそうです。ミニバンだ。

右の写真は、R500。
 なぜかいきなりAMGのブースに迷い込む...。
 右の上下の写真は、ML63 AMGです。

 この下の写真は、SL65 AMG。エンジンだけでもこの迫力...。
右の黄色の自動車ももちろんAMG。 CLK DTM AMG。
6.3L、V8、510馬力に630Nm。
左端から、タクシー仕様(B180 CDI)、ドクターカー(C220 CDI)、パトカー(E280 CDI)の特別車両の数々。
 タクシーのBクラスはいいかも。
このラインのモデルはスポーツ系でしょう。


下の写真は、左2枚が、CLS55 AMG、そして、右2枚が、CLS320 CDIです。
 最後に登場するのは、S600です。
 もちろん最後にMBグッズショップも有り。
オーダーメイドの展示。 VIANOの特別仕様車が参考に展示されていました。
SMARTは、明るくポップな雰囲気。その中でBRABUS SMARTが目立っていたような。でも、緑のスケルトン仕様のSMARTもあるので。


そして、最後のオチは、このブースでは、Lufthansaのいチェックインも可能です。 なぜ?
Mini
BMW Miniです。 ブースはこんな感じ。
下の写真左から、Mini Concept Frankfurtというモデル。 ワインレッドが、Mini Seven。 おなじみBRG色のMini。 右端は、Mini Challengeというモデルでした。
  実車を展示しないホールももちろんあります。変速機メーカーや電装品メーカー等々。 こちらは本当にお仕事という感じで、人通りがありません。 サイト主の展示会もこういう感じです。
ちなみに左の写真には、ALPINE、DENSO、AISINなどの日本のそうそうたるメーカーが並んでおり、左の写真も変速機で有名なZFです。
ISUZU
ISUZU Rodeoです。まだ、販売しているのですね...。
NISSAN
日産のMICRA C+C。日本でいうところの、Marchのカブリオレになるのかな?

下は、NOTEです。
FairLady Zなんかも展示してました。
wiesmann
オーダーメードの様な自動車メーカーなのでしょう...。

VOLVO

↓ VOVLVO C70 カブリオレです。
 
LAND-ROVER
この展示はおもしろかったです。タイヤのおいている台座が動くことでこのモデルの悪路制覇能力を披露。
JAGUAR
 Ford傘下に入っても、デザインは独特です。 
 Avantオーナーであるサイト主としてはX-typeのワゴン車が気になりました。 


Ford
欧州でFordといえばFocusです。 そして、Focus WRC 2006。その下の写真の様な格好のいいモデルの展示もしてましたが...。
MAZDA
← マツダのコンセプトカーの「颯爽」です。それにMX5。 そして、MAZDA COLLECTIONというグッズの販売。こちらでは、MAZDAはファンが多いようですし、色々とがんばってます。
← DACIA 
 Romaniaの自動車メーカーです。 ここは昔から、Renaultと一緒に来ましたが。そのうち日産とも? 無いかそれは。
↓ RENAULT 
 
下の4枚はRENAULTです。
HAMANN
Tuningのメーカーです。 BMWとMiniが置かれていました。 でも、実車に近づけません...。 遠目にみるだけ。
ABT
ABT TuningされたTouregです。立派の一言。写真上から
AS6
VS4、VS4
AS3R 
AS4R というモデル名でした。
IAA 2005 フランクフルトモーターショー その2へ
BMW関連の技術展示
 BMWのブースで展示されていた技術系のモノです。ここで紹介しておきます。
  分銅型のおもりが、鉄、アルミニウム、マグネシウムのそれぞれの重さを体感させるべく展示されていました。 アルミよりも遙かに軽いマグネシウム。 
  説明では、マグネシウムは、鉄よりも43%、アルミニウムよりも24%も軽い素材で、BMWは、それを積極的にエンジンで最も大きなパーツの一つである、クランクケースに採用。 それにより軽やかな加速と低燃費などを実現することができたとのこと。
 直6エンジンのズムーズさを見せる為の展示。 クランク、ピストン、からなっており、それぞれが稼働し、その上に置かれているカラーボールの振動で、スムーズさを表現。 
 そして、その下に置かれているのが直列6気筒エンジンのカットモデル。 2,993cc、258ps。エンジン単体重量161kgという説明がついていました。
アクティブステアリングに関する展示。 一部、体感できる展示となっていました。
これは、BMWのAWDシステムである、xDRIVEの展示。
展示されていた、V8のディーゼルエンジン。
排気量 : 4,423cc
 
パワー : 329ps/3800RPM
トルク : 750Nm/1700-2500
                RPM
すごいスペックです。 
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