カーポートの電動オーバードア
  新築以来、サイト主のカーポート出入口には、電動のオーバードアがつけられています。 車内のリモコンや支柱のスイッチで開閉できるという便利なものです。一応、敷地内にあるカーポートとはいえ、セキュリティー的に外部と分断する為に必要と感じ、且つ、反面、開閉が楽な設備ということで行き着いたのがこのオーバードアです。特に雨の日には重宝します。車内にいたままリモコンで開閉できるわけですから。 
 
  詳細は、専門のサイトに譲りますが、サイト主宅のは、手元に残った資料で確認するに、東洋エクステリア製のワイドオーバードア型(電動、直昇、ハイルーフ仕様)です。高さ1.2mで幅が6m弱。 

電動   : 電気仕掛けで上下できるタイプ。支柱のスイッチかリモコンで行います。
直昇型 : オーバードアが自敷地と公道の境にある場合には、オーバードアが円を描いて上下すると敷地外に出てしまうことになります(円昇型)が、直昇型の場合には、ドアを外にはみ出さずに上下できる機構になっているもの。
ハイルーフ : 背の高い自動車用に、ドアの最上昇位置を通常より高くしたもの。 通常は、1.8〜2.0mくらいで、ハイルーフの場合には、2.2m〜2.5m程度。


  1998年に据え付け以後、予想通り非常に便利な製品です。2台の自動車と6台の自転車の出入口となっています。 しかし、ここまで全く問題が無かったのかというとそうでもなく、特にここ2,3週間に、常時ではありませんが、不具合がたまに見られる様になり、自分で修理しようにも全く機構的な情報が手に入りません。ネットでもしつこいほど検索したのですが、商品の紹介はあるもののその機構を説明したものが全くなく、技術講習料だと思い、修理を頼む事にしました。
足かけ6年、発生した故障は、 
1998年10月
据え付け完了。
2002年 10月 
オーバードアの落下防止の改善部品と交換。(リコールみたいなもの)
同時に (下記の破損に関して修理の依頼先を探していてネットで上記のリコールを発見)

上下動を伝える支柱の中の白いプラスティック製の部品の破損。 
--> それまで、施工時から、オーバードアがドンっと着地していたが、これが故障の原因との事。本来は、地面にタッチするかどうかで止まらないと行けないらしい。そのショックが数年にわたり、伝わり、この部品の破損に繋がった模様。 施工上の問題。

2004年  3月 
  オーバードアが上がるが、下がらない。 上げる、止めるに関しては全く無し。支柱のスイッチでも、リモコンでも下げる事ができない。但し、常時発生しない。手で上下したが機械的に動作に重いところもなく、また、この機構を掴んでいないので、修理の依頼を行う事に。 → 出張修理依頼。


  修理当日、事前に症状などを連絡しておいたので、修理箇所はだいたい予想はついていた様です。
電源をOFF後、オーバードアを手動で下におろし、ドアの部分と駆動するアームを分離。すると機構的にバネでアームが上に上がる様子(気をつけよう)。その状態で、支柱の中の修理となるためにそれぞれのカバーをはずす作業へと移る。
  これが、支柱の中の写真。真ん中下に白いものが見えると思うが、プラスティック製の部品で、それが割れていた。 

  肝心のそのときの症状だが、すみません。忘れました...。

黒いバーの様なものが、ドアを上下にするアーム。はずれた状態。付け根には、直昇独自の動きをさせる為のカムがある。
支柱上のカバーをはずした状態。 機構が少し見える様になりました。
  支柱根元の制御部のカバーをはずしたとこと。 黒い部分がモーターを駆動し、ドアをあげたり下げたりする制御部。電源の入力やスイッチ、ヒューズ。制御を確認するLEDがある。
  その下の白い部分が、リモコンの指令を受け取る受信機の様子。LEDで受信を確認できる。
  また、ケーブルは、@100Vの入力線。 Aアンテナにつながる線。Bモーター/センサーにつながる線。C上限/下限スイッチにつながる線。D別の支柱につながる線。の5系統。 別の支柱につながる線は、地中に埋設したCD管を通っている様子(掘り返す様な場合には気をつけよう)。
  いくつかのネジ類をはずし、カバーをはずしたところ。これで、修理交換作業が行える状態。
  今まではっきりとしなかったオーバードアの機構がなんとなく理解できた。また、サービスのお兄さんを質問責めして情報を得る。
  モーターがチェーンを正転、逆転しそのチェーンに繋がっているコマを上下し、アームを上下させる。そのときに、ドアの上限、下限を決定しているのが、マイクロスイッチ。コマがこのスイッチを押すことで上限、下限という信号が入りドアをストップさせているとの事。 今回のトラブルは、この上側のマイクロスイッチが十分に働いておらず、上にドアが上がったという信号が制御部に入っていなかった為に、下がるという動作が行われ無かった様子。このマイクロスイッチのセット交換ということに。

これが、そのマイクロスイッチセット。2つのマイクロスイッチとコネクター。スイッチを取り付ける台がセットになっている。
写真中程の薄い緑色に見えるのがマイクロスイッチ。
角度を換えて見た上側のスイッチ部分。
下側のスイッチを取り付けているところ。 古いスイッチを取り外す前に位置をマークし、それと同じ位置に新部品を取り付けていた。
ェーンとドアの上下のメカの部分の拡大写真。
  交換した上下限センサーの他に、モーターには、過負荷防止用のセンサーと、チェーンの回転センサーが存在した。今回の修理で色々と勉強させてもらった。 また、この機構のキモの話が聞けたのはありがたかった。どうも、6年前の施工業者はあまりわかっていなかったのではと、想像できる。2回の出張修理と対策で、東洋エクステリア自身から(実際はメンテ別会社)来てもらい、色々と再調整をしてもらい、なんかバグが取れていくソフトの様な感じがする。 当分はこれで大丈夫だろう。 一番は機構を理解したので、サイト主的には安心です



注意)  あくまで個人的興味で書いた修理見学記です。自身の修理を勧めるものではありませんのでご了承願います。  故障時は躊躇無くプロに任せましょう。
Back to Home
inserted by FC2 system