初めての冬支度... for Audi A4 Avant (B6)

 S-Line化
を行いサスペンションとショックをスポーツ仕様と入れ替え、且つ、195/65R15から235/45R17に入れ替えたのが1年前。この作業で、My Avant自体は、40kgも増量(各輪10kg x 4)。よって、コーナーや超高速での安定性はびっくりするほどの進歩はあったものの、街中での細かな加速には向かない様で、結局、10%程度、燃費が悪くなりました。 サイト主的には、その見た目の格好良さや高速直進安定性の向上で十分満足していますが...。

 さて、My Avantで3度目の冬を迎えますが、今回、人並み?に初めての冬支度を行う事を決断しました。 冬場はあまり長距離でドライブする事はなく、夏や春の気候の良い時期に集中してドライブしてましたが、昨年の秋から愚息が野球を始めた事から、生活サイクルが一転。 春、夏、秋の週末に関しては、常に野球の試合か練習を行う事になり、加えて、サイト主自身の練習・試合で埋まる事が大きくなってきました。ところが、シーズンオフとなる冬場は時間がたっぷりあるわけで...。今回の決断に至るわけです。実は、昨年も冬場の長距離ドライブを決行し、その時、「やばい」と実感したというのが最も大きい理由かもしれません。
 さて、冬タイヤに関する予備知識も経験もありません。そもそも雪が積もりません。加えて、、ここ数日の('05年12月中旬)大寒波到来と言われる時期でもちらちらと雪が舞う程度で、結局、積もる事はありませんでした。 そんなところに住んでいるわけで....。且つ、ウィンタースポーツはしないとなると、冬支度の必要性は?です。
  でも、思い切って、やってみました冬支度。 一種のあこがれがあったのかも。 当然、知識も経験もあるわけがなく、こういう場合、人に聞くか書物にたよらないといけないわけで、今回の海外ロード中は、そういう記事にばかり目を通していました。そして、結局、選択したのは、MichelinX-ICEです。決めては、慣れ親しんだブランド力、そして、ネット上で、凍結面での評価が割れても、高速道路での高速走行性を否定している意見は無かった事。それで、決定です。
 もし、近隣で通勤時間帯に積雪があった場合(10年に一度くらいあったかな?)には、躊躇なく自転車を利用します。自動車だとサイト主が滑らなくても、周囲のスタッドレス装着率と雪道の経験を考えると。 但し、自転車用のスパイクタイヤは欲しいとかねがね思っているのですが、これが結構高価で...。
写真は、Michelin Bibendumのぬいぐるみ(大・小)。
 あとは、夏タイヤの保管場所を確保しました。当然、春になれば再登場させるために、良いコンディションで保管しておかないとという趣旨です。 
 市販のタイヤラックですが、235/45R17を保管するには、説明書上では、RV用でないとだめでした。それに、専用のカバーと。結構な出費となります。

 これで、一応、人並みの冬支度が終了しました。 初めての経験だったので、良い経験になりましたが、サイト主の地域の、今年に入ってから12月25日までの積雪はゼロです。
  早速装着しました。納車時のホィールに戻ってしまいましたが。サイズは、195/65R15です。今となっては唯一15インチをはいていたモデルですから。ちなみにホィールとX-ICE合わせての実測重量は、1輪、15.8kg標準と比較すると、0.4kgの加重。但し、S-Line仕様からは、9.2kgの減量となりました。4輪で、なんと36.8kgの大減量!
  雪上でのトライアルはできませんでしたが、まず、運転してみての第一印象は、もちろん、「軽い!」でした。 なんかひょいひょいとくるまが動きます。ただ、サスペンションは、やはり、堅いと実感しました。さすが、スポーツサスです。だから、コーナーでも、標準の様なおっとっとという感じはなくなりきっちりと回ります。すれに、スタッドレスはよれよれすると周囲から言われていましたが、そんな事は全く感しません。きっちりと横Gを受け止めてくれる感じがします。ただ、スタッドレスだなと実感するのは、段差を超えた時に、キックバックを感じますが、それがタイヤに柔らかいカバーをつけている様な感じ。ふわっ、がたっという感じになりました。 冬支度初心者には、十分なタイヤです。それに今後、燃費も期待できるかも?
早速装着
チェーンを巻いてみる
 スタッドレスは装着しました。 さて、完璧な?冬支度を行うには、チェーンもまかないといけないと変な使命感に燃えて、色々とチェーンを見て回りました。どこのショップでも、「今年は、ご存じの様に寒いので売り切れ必至です。お早い目に」と背中を押され、結局、使う事は無いだろうから、収納ができるだけコンパクトにできるものと相談したら、非金属ではなく金属チェーンをすすめられました。特に思うところもないので、素直にそれに従うことに...。

  これが、購入した金属チェーンです。某大手販売店のオリジナルブランド。
  右の写真が、広げてみたところです。 なにぶん滑り止めのチェーンなんて手にとって見るのは初めての事で観察観察。
  さて、取り付けてみましょうか。 説明書には、片輪59秒と書かれていますが? どうも不動産屋の駅から何分を連想させる。
  ちなみに、Audi (B6)は、この15インチホィールのみがチェーンを巻けるタイプとされてます。 7Jx15のサイズだからと思いますが。 それも検証してみましょう。実際に雪の中を走ってというわけにはいきませんが。 
 
 @ まずは、チェーンを広げてねじれを取ることが第一との事。
A タイヤの後ろを回して、前に両端を出します。 説明書では、黄色の端から前に出すように説明があります。
B 両端を繋ぎます。 黄色の端と黒の端を金具でつなげる様になっています。そんなに難しくはありませんが、ここでちゃんと正しい(片寄りがない)位置に輪を作っておけば後が楽になるようです。
C 両端を繋いでから、チェーンの部分を前に垂らします。
D 水色と黄色の部分が完全に前に出るように引き出し、水色のチェーンを繋ぎます。 
  
E 次に逆の位置の水色のチェーンを繋ぎます。
F 黄色の部分が滑車の様な構造になっており、締め付けられる様になっています。締めたあとは、余った部分をフックで引っかけながら納める様です。
 装着完了。 ゆっくりとやったので2,3分はかかりました。 さて、干渉するところはないかどうかを検証します。
 まずは、ホィールハウスとの隙間。 前後とも十分な隙間を確認。
 まぁ、これだけ隙間があれば接触することはないでしょう。
  タイヤの裏側の部分です。 サスペンション系部品との干渉は大丈夫なのか、強引にカメラを裏側につっこんで撮影してみました。 黒い輪と黄色い輪でわかるかと思いますが、特に接触しているところは無い様にみえます。
 特にアームの部分がタイヤの至近距離に迫っていますが、一応クリアランスは保っているようです。 サスペンションに不可が掛かった場合に、どうなるかというところまではわかりませんが、大丈夫でしょう。 

  今回の取り付けで練習でだいたいのところはわかった様な気がします。
                 なんとかなってくれ! という感じですが。 でも、
                 ジャッキアップしてやればなんてことないのですが。
夏タイヤへ... 2006年春
  12月に冬タイヤを装着し、そして、3月。少し寒い日もあるが、もう大丈夫だという事で夏タイヤに戻しました。 結局、我が地方では積雪はなく、また、正月の大移動でも雪を経験することなく、もちろん、チェーンのお世話になることもなく、シーズンは終わりです。特に、冬タイヤという感じはしないくらい、高速道路でも一般道でも良く走ってくれました。
  さて、この冬タイヤの収支ですが、
   27,250km 〜 29,691km = 2,441km
  スタッドレス通算で、10.1KM/Lという燃費を記録しています。でも、長距離が含まれているので、それを省いて再計算すると、8.0km/l程度。 それまでの夏タイヤでの総平均は、8.1km/lとなり、車重が40kg軽くなったと騒いでいる割には大きな違いは無い様です。特に街中では...。 長距離では、夏タイヤの場合には結構速度過多になるので、やや大人しい運転となるスタッドレスの方がベターな結果となると分析しました。
 もちろん目でタイヤの状態を確認。それに、スタッドレスのパターンの間に挟まった石を取り除く。編摩耗とかは発生していないように思えましたが。そして、外したタイヤは一応洗浄し、部位別のスティッカー(右前、右後ろ、左前、左後)を貼り区別出来るようにしています。ラックにとりあえず片付けて、乾くのを待ち、カバーを掛けて次のシーズンまで待つということに。
 ちなみにこの交換作業中に発見したことといえば、この15インチの標準ホィールがドイツ製。そして、S-Line純正の17インチはチェコ製だということ。
↑上のタイヤに貼っているのが場所を示すスティッカー。

→やっとラックに収まったタイヤ+ホィールです。これから冬眠ではなく夏眠となります。
BOSCH バッテリーエアポンプ PAG14.4V
 実はロード自転車の8気圧強の空気を楽に入れようという趣旨で購入したエアーポンプなのだが、もちろん、自動車にも使用可能である。 それに、自動車の場合には、たった2.0-2.5気圧程度。自転車の8気圧に比べれば楽勝楽勝。但し、空気の入る容量が違いますが...。  写真の様に口金は自転車用のHIRAMEを流用。但し、自動車は、自転車でいうところの米式バルブなので、ロード自転車のスタンダードである仏式バルブからアダプターを使い変換してます。ただ、自動車の場合には、それ程高気圧でもないので、エアーポンプ付属の口金で十分かと思いますが。
 このエアーポンプには、デジタル式の空気圧計がついており(写真下)、目安として確認可能。但し、細かな調整は、エアーを抜く機能がついた空気圧ゲージがベストかと思います。もちろん機能します。但し、プロの使っているようなコンプレッサーの様なパフォーマンスは期待しない方が...。少し時間がかかるので。
左の写真は、エアーポンプをパートに分けたモノ。 ちなみに
本体      :  636g
エアーノズル :  116g
バッテリー   :  582g  
  合  計   : 1,334g

という重量です。重いか軽いかは個人差が...。
夏タイヤへ --- 2007年春
  2度目の越冬も終了し、その報告。
  '06年12月23日に冬タイヤの交換、そして、'07年3月21日に夏タイヤに戻す。その間89日。ちなみにこの期間からサイト主の海外ロード分を差し引くと、57日間となる。そして、その間の総走行距離は、2,080km。 参考に昨年は、92日間で、72日間が実際に日本に居た期間。総走行距離は、2,441km。 似た様なペースか?
特に問題もなく交換終了。但し、後輪の穴ネジ位置がずれるのは作業時間の事を考えると、専用の工具があってもと考えてしまう。
 そして、この間の燃費であるが、冬タイヤ通しては、ただ、唯一、往復1,000km超の、それもほとんど渋滞のない長距離ドライブが含まれているので、他との比較がしづらい.が、その冬タイヤ、夏タイヤが混じった前後の期間も含めた通し燃費は、9.88km/L。昨年とほぼ同じレベル。この燃費から長距離走行のデータを省くと、8.31km/l。 要するに例年並みか? 
 このスタッドレスを使い始めてから、全く雪上の走行チャンスがない。安全を考えると悪くはないが...。
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