RD-Style --- TOSHIBA
  RDスタイルというのは、東芝が販売しているHDD付きDVDレコーダーのシリーズ名であり、ちょっとわけありの方々にとってはなんともありがたく魅力的で、涙もののアイテムであります。 
   2003年11月に、RD-XS41というモデルを購入しました。 このモデルを購入した最大の理由は、ネットdeナビという機能が付いており、LANのネットワークに常時接続しておけば、PCメールや携帯メールで番組の予約が可能というところ。もちろん、HDDにどんどん番組をとり貯められるという機能ありきですが(サイト主の書斎に設置)。 
   ところがこの機能が、サイト主がここ十数年来の持病である、浦島太郎症候群の治療に大きな効果があることがわかったのであります。
 日本を留守にしている間の、メジャーなニュース番組と有名な連続する番組をすべてHDDに採り貯める訳であります。もちろん、海外ロード中も、週1の頻度で番組表をチェックし、めぼしいものはすべてメールにて予約。 それを帰国後、見まくるという事で、特には、日本に常時滞在している御仁よりも、より多くの情報を取り込んでいるというケースもあります。(但し、副作用として、深夜まで番組を見るので、なかなか時差ぼけが直らないという症状が現れる)
  ところが昨今、Wチューナー搭載で、時間が重なっても2つの番組が録画可能、プロ野球などの番組開始時間がスライドしても、それに自動的に追随する、不定期な深夜の番組を自動的に追っかけるなどの、この2年間使用してきて、不満のあった事が改善されたモデルが、リーズナブルな価格で提供され始め、且つ、車内でのDVD鑑賞機会増加の為のソフト供給増をターゲットに2台目のDVDレコーダーを追加する事に至った。RD-XS37。 もちろんこのモデルもLANに対応し、且つ、常時CATVの入力ができる環境にインストールする事になる(リンビング)。

浦島太郎症候群 --- 日本はもちろん、世界の情報が入手できない地域に長期間滞在し、その期間の世情に全く触れなかった為に、帰国後、その期間が空白になってしまうという症状をもたらす怖い病気で、世間に常識がないとののしられ、治療方法もないので病院に行っても直らない....。 最近は、インターネットの普及でマシになりつつあるが、情報をシャワーで浴びているのと本人の興味で見るのとでは、期間が長くなるに比例し、症状の悪化をもたらす。 これが、常態となると駐在と言うカタチで国外逃亡を図る御仁も存在する。竜宮城で滞在していた間の、現世での経験が失せてしまった浦島太郎伝説になぞったサイト主自身が勝手に名付けた病気とも付かぬ、海外ロード過多の御仁に発生する症状。病院で医師に説明しても、他の専門病院を紹介すると言われるかもしれないので注意して下さい。

LAN接続を考える 
 旧型のRD-XS41は、書斎に設置してあります。 書斎内にはCATVのインターネットサービスである、ケーブルモデムをを引き込んでいるので、それに繋いでいるハブに繋げれば簡単にLAN接続可能です。 ただ、書斎に設置したDVDレコーダーと言うことで、今までは、サイト主のおもちゃという範囲を出ませんでした。

 新しいRD-XS57は、リビングに設置する事にしました。 リビングには、S端子対応のTVもあれば、CATVのチューナーもあり、入力すべきソフトには事欠く事はなく、また、右の設置図は、情報化住宅を建てた時(ほぼ10年前)にLANコネクターを各部屋に設置した図です。書斎@にハブがあり、そこから各部屋にスター配線となっています。もちろん、この資産がそのまま流用可能な訳です。それまでは、たまにラップトップを繋いでネットサーフィンをする程度が、常時接続として使える様になるとは。苦節10年。やっと日の目を見たという事に。

 設置に関しては、従来から置いていたVHSビデオデッキとの置き換えにしたので、電源や他の機器との接続は問題ありません。 また、LANの壁コネクターもリビングには、北、南、西と3カ所設置してましたので全く問題なく、その最も近くに当たる”リビング西”壁コネクターに、LANケーブルを差すだけでLANが稼働しました。 まだまだ、世間の流れに追随できてます。良かった良かった。
LANコネクター設置図 --- ハブは書斎に設置してます。
RD-XS41
RD-XS57
左側の写真が、壁に取り付けたLANのコネクター群。 左側の何も刺さっていないのが、電話用の壁コネクター。右側が、上から、CATV、LAN、テレビ(V・UHF/BS)アンテナのコネクターが刺さっている。 中程の水色のコードが今回から常用となるLANケーブル。
ネットdeダビング
  RD-XS41には残念ながら備わっていない機能として、RD-XS57には、「ネットdeダビング」という機能が付いている。本来は、同じLAN上に繋がれたRD同士で番組データをやりとりする機能である。ところが、フリーのソフトを同じLANに繋がれたPCにインストールする事で、RDからPCのHDDに番組データを送る事ができる。
 右の写真は、データをまさにPCで受信中のところ。写真左下に「番組データ受信中...」の文字が見える。
 この場合には、PCのHDD内にmpgデータとして保存される。
 もちろん、このデータは、PCで見ることもできるし、mpgファイルとしてコピーや移動も出来る。
 そこで、このデータをHDDマルチメディアプレーヤーであるMP-1000Jへ転送してみた。この手法を使う前は、レコーダーでDVDに焼いて、それをPCにリッピングし、MP-1000Jにコピーしていた。あまりに長時間に渡る番組は分割してDVDに焼いたりしていたのが、一発で済む。非常にありがたいシステムとなったが...。
  通常、このmpgになったファイルは、MPEG2+AC3という仕様となっているらしい。特に、このAC3という音声の仕様は、MP-1000Jではサポートされていない。だから、コピーしただけでは再生できないのである。 
  ところが、さすがにネットで、その回答を見つけた。「携帯動画変換君」というフリーのソフトがあり、それで処理を行えば、再生出来るようになるのだ。それも、2G半ば程度(2時間半くらいの再生時間)の容量のファイルで、処理にかかるのは数分程度。これで、実用に供する事が可能となった。
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