ETCユニット電源
  ディーラーに取り付けてもらったETCユニットがキーの抜き差しと連動しています。 どうなっているのか非常に気になるところゆえに調べてみました。
運転席側の下部ダッシュボードをはずす必要があります。
それには、まず、運転席側のヒューズボックスです。ここの6角ボルトをボックスレンチではずします。
次に、この写真は、運転席側の下部ダッシュを下から撮ったものです。それぞれ左右端に6角ボルトがあります。この2本もはずします。
左端の写真は、下部のアンダーダッシュをはずしたところです。 真ん中の黒いケーブルがETCユニットからのびている配線です。真ん中当たりにヒューズが入れられており、そこをウレタン系のテープで保護されていました。  また、真ん中2枚の写真は、角度を換えて見た、ETCユニットからのびるプラス側です。キーシリンダー近くの赤い細い線から分岐されています。そして、そこからのケーブルにACCのラベルが貼られていました。右端の写真は、マイナス側(接地側)です。アクセルの付け根上部の大きなボルトに相止めされています。(下の写真はいずれもクリックすれば拡大します。)
  簡単にはできそうもありません。 また、キー抜き差し連動の赤い線の細いこと...。 ディーラーのメカニックに確認したところ、十分な容量を確保するならば、この赤い線と、真ん中の下側の写真の右側にちらっと写っている赤い太い線(常時出力)をそれぞれリレーにいれてアクセサリー電源とするのが最も信頼性があるとの事でした。 レー探やハンズフリー程度なら、31番ヒューズから分岐する方が楽そうです。

事件発生

   無事に研究が終わりヒューズも元に戻し、また、アンダーダッシュも元に戻し、さぁエンジン始動。 もちろん問題なく動くはずが....。  オイルの警告が。  こりゃいかんとディーラーへ持ち込む事に。 途中、ウインカーが作動しない、タコメーターが動かない、スピードメーターも動かない、当然、トリップメーターも固定のまま。 何もかもリセットされたのか? ととりあえず、ディーラーでチェックしてもらう。 (実際は、ウインカーもメーターボードに表示されないだけで、実際は動いていた様子ですが)

   待つこと、30分。本当にさわったのは、ヒューズ近辺だけですかと念を押されるが、それ以外さわるわけもなく...。 メーターボード(燃料計と水温計は除く)自体が動かない様子。 オイルの警告も、タコメーターで回転が確認出来ないので表示されるとのこと。 AUDIのテスターでは、メーター類も単体としては問題はなく、また、その他にも問題は検出されないとの事。結局、1時間30分後 「お車預からせてください」と言われてしまいました...。 メーターボードを新品と入れ替えてみるとの事。 その際には、イモビライダーも登録し直さないといけないので、スペアキーも持ってきてくださいと言われる。 はて、なぜか? 非常に興味の有るところです。ヒューズくらいでこんな事が起こっては困るし、実は、ここ1週間で、キーリモコンの調子が悪かったので聞いて見ようと思っていたところでした。  で、あてがってくれた代車が、A3 2.0FSIでした。

  A3 2.0 FSIですが、結構贅沢な付属品。 レザーシート、オンボードコンピューター、オートライト、クルーズコントロール、シートヒーター等々。 タイヤは、16 205/55。 スポーツモード付き6速ティプトロニック。馬力は、150ps/6000rpmで、トルクは、20.4kgm/3,500rpm...。 カタログで見るとSPORTパッケージの様な違うような...。
  市街地走行最高。キビキビと良く走ります。 でも、ちょっと直憤は音がうるさいかな。 もしかしたら長いつきあいになるかもと、ディーラーからは言われているので。 しかし、テスターで理由がわからない場合には、原因究明には時間がかかる様で...。


Audi CarLife Plus --- お客様サポート延長プログラム

  皆さんこんなのあるの知ってました?

  ディーラーで待つ間に、このパンフレットを見つけてしまいました。 長い間ディーラーに行く必要もなかったので。 要するにアウディエマージェンシーアシスタンスか一般保証、或いは両方をを3年後に1年から2年、有償で延長するプログラムの様です。
例えば、サイト主のA4 AVANTの場合には、2年延長プログラムを選択し、エマージェンシーアシスタンスと一般保証(免責無し)の条件で、次の車検前に入会すると、116,500円也。
  積極的には宣伝していないようですが、これはええかも!  しかし、20年近く輸入車に乗ってますが、有償とはいえ、とうとうここまで保証しますか。 
A4オーナーの方 A4,S3,cabriolet 新車登録日から60日以内の申込み 車検前までの申込み
プラス1年プラン プラス2年プラン プラス1年プラン プラス2年プラン
エマージェンシーアシスタンス 5,000円 8,500円 6,500円 11,500円
一般保証 免責なし 52,000円 98,000円 57,000円 105,000円
       免責10,000円 41,000円 73,000円 45,000円 79,000円
メーターパネル故障 --- 16,000km走行。納車より、1年3ヶ月。

  ここでは、恥?を忍んでの正直な詳細レポートです。

  土曜日の朝、運転席右のヒューズボックスのヒューズの抜き差しを行ったり、電圧をテスターで測ったりして、アクセサリー電源として使える、或いは、応用可能なソースのリストを作るべくさわっていました。電源をいじる場合には、無用な短絡(ショート)事故を防ぐ為にバッテリーを外すのが常套手段ですが、それだと電圧がわからなくなるので、繋いだままで行っておりました。また、電源が流れているのを監視するために、MMSでTVをモニターしながら行っておりました。しかし、すべてのヒューズというわけでなく、明らかに常時電流が出力されるべきもの(エンジン制御、安全装置、メモリー保護等)に関してはあえてヒューズを抜いてのチェックは行っていません。
このチェック中に、何度かエンジンをかけたりもしましたが、問題ありませんでした。 また、ヒューズの端子というのは、外部に突出しているわけでなく、意識的に端子をさわらない限りは、間違ってショートさせてしまうということがありません。そういうわけで、サイト主が使用したテスターのチェック用端子は既製品ではなく、こういう細かいコネクターの端子のチェックが行えるように自身で加工しています。

  一通り、ヒューズのチェックを行ったに、運転席下側のダッシュを外しました。ディーラーで取り付けてもらったETCユニット関連の電源を確認したかった事と、今後の付属品の電源の取り回し配線を行う場合に見ておきたかったからであります。目視にてチェックを行った後に元に戻しました。

  そして、試しにエンジン始動。 メーターパネル中央の液晶部(DIS)にオイル缶の絵がで、警告です。 また、当然、オンボードコンピューターのデータも飛んでおりました。ここまでは、予想出来たことで、それが発生してすぐには、メモリーをリセットしてしまったので、ディーラーで再設定してもらうかくらいの軽い気持ちで電話。ディーラーに行くことになります。

  ディーラーまでは、20分くらいかかるのですが、運転中に、タコメーター、スピードメーター、トリップメーターが動かない事に気づきました。加えて、ウィンカーなどのアンサーバックもありません。 要するに、燃料計と水温計以外はすべて死んでいることに気づきます。 でも、まだ、ソフト的なリセットだとこのころは思っていました。

  で、ディーラーに到着。早速チェックしてもらうことに。
  まず、ウィンカー、ストップランプ、ヘッドライトなどはすべて正常だった様子です。ただ、その動作がメーターパネル上で確認できないだけということがわかりました。 そこで、VW/AUDIグループが誇るメンテ用のテスターに繋ぐと、「異常なし」?。 そうなると大変です。 メカニックスタッフがメンテ用のマニュアルをめくり始めました。 ヒューズ回りの配線図を確認している様子です。 当然、すべてのヒューズに異常なし。 ここで、きつい疑惑が、「本当にさわったのはヒューズだけですか?」。「もちろんですよ」と答えるしかありません。「ショートさせた覚えもないし、臭いもなく、ちょこちょこと確認しながらの作業だったし、サイト主にも自身の仕事で、それくらいの知識と経験はあります。」ときっぱりと答えておきました(本当です)。 メカニックスタッフも色々と目視で調べていた様ですが、最終的には、メーターパネルの総取り替えという事に落ち着いた様です。 ただ、テスターでメーターパネル単体をチェックしたそうですが、そのケースでは問題なかったそうです。 そういう事もあったので、もしかしたらドッグ入りが長引くかもしれませんと軽くジャブを入れられましたが。 とりあえず、代車のA3 2.0 FSIを用意してもらい一旦帰ることに。これが、土曜日の昼過ぎでありました。 その後、メーターパネルの交換に際して、イモビライザーを再登録しないと行けないのでスペアキーすべてを持って来て欲しいとの連絡有り。 そこで、そういえば、最近、リモコンキーの調子がおかしいのでついでにチェックしておいてという事を伝えがてら夕刻にキーを持って行く。 

   キーを持って行くということで、過去の不具合がフラッシュバックする。10,000km走行達成時のメンテ報告の4番で書いていると思うが、納車後しばらくして、突然、リモコンキーが動作しなくなった。日常使用しているキーだけでなく、スペアとして置いていたキーでも同様の不具合。 説明書には、再登録の方法というのが記されており、それを試したが変化なし。 しかし、エンジンを一度始動すると急に問題なく動作するようになった。一度動き出すと、スペアキーでも問題なく動作。 当時の使用状況から考えて、エンジンを停止後にキーをさしたまま(ACC位置)でMMSを楽しんでいくとこういう事がおこるのかと、当時の使用状況から思ったのだが...。 その後、一切この問題はなりを潜める。

   そして、先週。 突然同じ様な問題が発生する。既に、前の経験を忘れて、キーを差したままエンジン停止でMMSを楽しんでいたのだが...。 でも、今回のは少し違った。スペアのキーでも動作しないのと、キーの再登録を行っても問題は解決しないのは同じだったが、エンジンの再始動を行ってもリモコンでの旋錠、解錠が出来ない。ただ、ある程度の時間運転した後ならば、なんとか動作したが、再度問題が発生するというもの。朝会社に出勤し、駐車場に車を止め旋錠を行うのは問題なし。ただ、8ー10時間駐車した後の帰宅時には既にリモコンが動かないというものであり、かつ、帰宅後、旋錠はできるものの、朝、出勤時にはまた、解錠できないというものであった。 ディーラーにクレームしたいと思ったが、これではこの問題を目の前で再現不可能であり、どうしようかと思ってた矢先のこのトラブル。 このメーターパネルの不具合との因果関係ははっきりしないが、一応、参考に報告しておきます。 ちなみにパネル交換後、リモコンキーの調子はすこぶるいいのですが。

  月曜日の午後、ディーラーから修理完了の電話を受ける。 新品のメーターパネルと交換したところ、すべての問題は解決したとの事。 早速引き取りにディーラーへ。そこで、サイト主の疑惑も晴れたのか、メカニックスタッフがにこやかに?言うのには、ヒューズをどういう風にしようが、メーターパネルが壊れる事はないでしょう。おそらく、たまたまさわっていたときに壊れたと。 それにヒューズの部分だけではショートの事故が起こりようがないとも、それに、裸のラインが有るわけもなく、アンダーダッシュを開けただけで、ショートする事もなくということでしたが。

  あまり、詳細を聞く時間はありませんでしたが、まぁ結果オーライという事で。 

  さて、帰宅すべくディーラーから数百メートルのところで、メーターパネル中央のDISにMMSの情報表示がされていないことに気づく。 すぐにユーターン。 これは、ほんの数分で解決しました。 要するにMMSがついているという設定のし忘れでした。  これは、シャレということで。

  その後、一週間。リモコンキー、メーターパネル双方とも問題なく動いてます。



                                                 (2004年8月23日記)
A3 2.0 FSI   
  結局、代車として週末を含む3日間弱、100km程度は運転させてもらい、且つ、A4には無いものをこの車で体感させてもらいました。 それは、結局、サイト主が長い間保有した、GOLF-IIにあったもので、忘れかけていたものを思い出しただけの事かもしれません。 一言で、このA3を表現するとなると、「ちょこちょこと良く走る」。これにつきるでしょう。特に、A4 Avant 2.0の様なエンジンパワーの割に車重が重い車を運転していると痛感しました。 このA3のおかげで久しぶりに、リアウインドウに見える後続車を置き去りにする加速感というのを体感させてもらいました。 アクセルを踏んだ直後の反応は、A4と変わらず、一瞬の間があり、そして、かっ飛ぶ感覚です。また、ちょこちょこと町中を走り回るには、明らかにA4よりも小気味良く、重宝しました。やはり、A4で町中の運転ではストレスが溜まるばかりで...。 動力性能的には、現行の、GOLF-V GT/GLiに相当すると考えていいのでしょうか。 どちらにしても、この当たりのクラスの車は本当に実用的です。 しかし、このボディーサイズで、3.2Lのエンジン搭載車があるとは驚きです。相当マニアックな車でしょう。
  また、直憤エンジンなので、燃費に期待しましたが、それほどびっくりするほど良くもなく、まぁいいか程度でした。もしかしたら踏み過ぎだったかもしれませんが。 3日間、100kmのトータルでの燃費は、9.0KM/Lでした。でも、明らかに渋滞がちの道路では、A3の方が燃費は良さそうですが、流れのよい交通事情では、A4とそれほど変わらない様な感じを受けました。特に、距離が稼げれば、燃費が伸びる様な感覚はA4のマルチトロニックの方がいいのかもしれません。加えて、ハンドルも電子制御なんだそうですが、A4と較べて、少し軽いかなと感じる以外は、特に違和感がありませんでした。
  使ってみて、家族を乗せる必要のあるサイト主には、2ドアは決定的に不便な事(特に雨だったので)と、レザーの内装という事もあり、そのしっかりした作りには関心するものの、車幅はA4並にあるはずなのに、メータパネルの作りがこじんまりとしていて、サイト主には、ビジュアル的にやや窮屈な感じがすること、自動車自体の剛性などは、さすがにAUDIと思いましたが、高速道路での、高速走行での安定性は、A4に較べると格段に落ちること、そして、Avant特有の重量からくるしっとり感(A4セダンでもこれは無い)が無いことが相違点としてサイト主が感じたところです。
  ただ、うらやましかったのは、標準オーディオ(Audi concert)の音質自体はAVANTよりも、このA3の方が、硬質で特に低音がクリアでサイト主の好みでした。 
  あと、オートライトや自動防眩ミラー、クルーズコントロール、ティプトロニックのSモード、シートヒーター等々色々とサイト主のAVANTにない機能で遊ばせて頂きました。でも、正直、特に無くてもと思いましたが...。
  これが、A3 2.0 FSIを運転してみてのサイト主自身の偏見に満ちた感想でありますが、現行のA4 Avantの使い方を維持する限り、直線的?長距離ドライブがことのほか好きなサイト主には、現在の時点で購入を検討する事はないモデルと感じました。 将来はわかりませんが。

  この情報をネットに上げた後、1週間ほど、ネットで注意して見てましたが、あまり知れ渡っていないようですねぇ。 サイト主だけが、蚊帳の外という事ではなかった様です。少し安心しました。ディーラーの「正直、積極的にはオファーしてません。車検時に案内する程度です。」という言葉通りでしょうか。 対象は、再来年になりますが、このシステムが存在する限り、サイト主は加入すると思います。10万円程度で2年も保証してくれるのなら安い物です。何も問題ないというケースもあるでしょうが、例えば、オートマの不具合なんて発生したら、ウン十万円の出費です。一発のトラブルでチャラになると思います。それが何度発生しても、2年間で10万円でしょう。ただ、正直、AUDIはびっくりするほど故障がありません。ディーラーに出向いても、修理で待っているお客さんに遭遇したことがありません。ただ、20年近く輸入車に乗っているサイト主にとって、不具合が無いことが信じがたい事なのです...。いつ来るのかという恐怖が...。大げさですが。 よって、明らかに保険と言える安心料10万円。 それと、免責をつけるかどうかですが、差額は、サイト主のケースで26,000円。 実際は、工賃込みで10,000円以下の修理がAUDI Japanに存在するはずが、ないので、実質、10,000円を修理時に負担という事でしょう。ここは、大きく悩むところですが、単に3回分でチャラという計算はなりたたないのではないかと思うのです。少しおかしいなぁと感じたら即ディーラーへ。たった一本のネジのゆるみの発生するノイズでも費用が発生しないという自由度があるやないかと思うのですが...。要するに、修理に一銭も払いたくないので免責無しにしようと思います。 
  ただ、問題は、サイト主の場合には、4月末の登録車です。 最悪です。 車検費用、自動車税、任意保険料、それに加えて、他の固定資産税など。一気に集中します。 来年末くらいから支払いシュミレーションしておこう。 一気に来られたらたまらんからなぁ。
  
  サイト主は、JAFの会員でもあるが...。 でも、両方選べるというのは悪いことではなく...。

  先週から今週にかけてこの情報が方々に広まり、とうとう本家でも確認出来るようになりました。


 
  左3つの写真は、MEMOがわりに撮ってみました。今後、「あれどうだっけ?」という時に利用価値があるかもしれません。
(クリックすれば拡大します)

('04年8月末追加)
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