ニックネーム:きんちゃん

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2013年08月23日(金)
Happy Birthday to me !
 自己申告します。本日が誕生日。
     もちろん誰かに祝ってもらおうなんて期待する訳もなく、また何回目の誕生日なのかを気にしているわけでもなく、ただ自分自身へのバースデープレゼント。というわけで、久々に腕時計を購入しました。...しかし、モノネタ自体が久々かも...
     "SEIKO ASTRON (SBXA015)"
    「世界初」
    「GPSソーラーウォッチ」
    「場所をつかみ時を知る」
    「世界全39のタイムゾーンに対応」
     なかなかしびれるコピーが並びます...。

   昨年発表されてからずっとマークしてました。しかし、以前の経験(後述)もあるので「世界初」には直ぐに飛びつかず様子見していたところ、最近、新しいデザインのモノが発売になり、その赤い2本の針に魅了されました。それに、機能的にも落ち着いた頃かと導入を決めました。

   個人的に最も重要なのは、2つの地域の時刻を"常時"表示、確認出来る事。このモデルの場合には、6時位置の小時計がそれにあたります。24時間計ながら、例えば、ロード時は日本標準時を、日本滞在時は、ロシア標準時か中欧標準時を手動で表示する事が出来ます。GMTと呼ばれる時計には24時間針を備えたものもありますが、どちらにせよシンプルで見易い手法かと思います。また、GPSに頼らずに移動中の機内などで、事前に手動で時計枠にある都市名を使っての時刻合わせももちろん可能となっています。
 次に、時刻あわせにGPSを使うという究極の方法。これで世界中どこにいても精確な時刻を確保出来るわけです。そんな正確な時計が、標準電波の届かない様な僻地!?で必要なのかという究極の命題となるのでしょうが、そこは日本人普遍のアイデンティティである、いかなる国・地域・民族に対しても、たとえ数時間待たされた上で、アポイントをキャンセルされたとしても、時間厳守のポリシーは普遍です。加えて私は絶対に現地人化はしません。
 SEIKOだと、このアストロンが発表されるまでは、ブライツシリーズの電波時計に注目していていました。しかし、中国電波には対応しているものの、なぜか欧州電波に対応してくれませんでした。まぁ、対応しても私のよく行く様な各国に電波は届きませんが。他メーカーは対応しているのに...。

 既に手元に一つGPS時計があります。ガーミンのスポーツ仕様ですが、もちろん、どこででも正確な時刻を入手可能ですが、「最初のGPS補足に時間がかかる」事や、「充電式で、仕様上は8時間とされているが、実際にはバッテリーが数時間しか持たない」というイメージがあります。しかし、このAstronは、充電式で無くソーラーバッテリーで働きます。そんな小さな電力で、本当に動くのでしょうか!? まぁ、常時GPSの信号を捕捉していないとはいえ、一抹の不安が。特に日照時間が短くなる冬季でも、十分な電力を確保できるのか。それは今後、フィールドで検証する事になります。
 まだ、時差のある都市を訪問していないので、なんともですが、秒針で、GPS信号をキャッチ出来た出来なかった、或いは受信出来た衛星の数を表示したりする様な仕様になっています。例えば、 秒針の角度で、キャッチした衛星の数を示し、時計枠にあるYes Noが衛星での時間修正の成否を指し示します。
 また、10時の位置の針で、充電程度や飛行機モードやDST(夏時間)の切り替えを行います。

 そんな機能からか相当大きく、また厚みのある筐体の様に思っていましたが、実際に現在使っている時計と並べてみると、径はそんなに違いはなく、厚みが若干突出しているのか?という程度でした。最近は、既報の様に10kg以上の減量に成功し未だ継続中とはいえ、日本の標準体格以上なので、これくらいの厚みは、バランス的に問題はないと信じています。

 また、このAstronは、全くキズが付かないという事はありませんが、ステンレスの6割程度の重量で、チタンの1.5倍の硬度を持つと言われるSEIKO独自のブライトチタン製です。以前のFlight Mater(後述)がこのブライトチタン製で、今も新品?の様な風合いのままで使えているという事もあり、躊躇なくこの素材のモノを選定しました。もちろん、残念なくらい軽量です。

 加えて、且つ、電波受信の関係もある様ですが、一部(竜頭)にセラミックス素材を用いているそうです。特に、今回導入したモデルの場合には、セラミックスを時計ベルトまでデザインとして反映されています。全般的にそのデザインは、その筐体の厚みを利用した様なホリの深いフェイスのデザインで、それに赤い2本の針がアクセントとなり、それなりの高級感はあるかなと思います。
 この時計で、以前のFlight Master同様、20年使い続けられるといいんですが...。
 現在も複数の時計を使い分けていますが、その手軽さからか、ウィークエンドはCasioのProtrek、ウィークデイはSEIKO FLIGHT MASTER、カジュアルフライデーは、その時の気分でこれら以外の時計を使うというローテーションとしています。


     さて、ここからは、ここに至るまでの長〜いFlight Masterに関するストーリーです。今回だけは誕生祝いとして付き合ってやろうという奇特な方のみどうぞ。
 遡る事17年。1996年の秋に発売されたSEIKO FLIGHTMASTER。SEIKO独自のブライトチタンケース製で、AGSという腕の動きで発電するシステムを初めて組み込んだ当時画期的な新製品。それでいて24時間針のGMT機能付きという、既に海外ロードを常としていた私の為のスペックかと思わされる様な製品でした。もちろん、即買い。しかし、当時はフル充電でも、放っておけば1週間程度しか動いてませんでしたが...。
 無限に動くと思っていたのに、内蔵の二次電池がへたるという現象も発覚。やむなく一度電池を交換。それにもめげずに使い続けたものの、まもなく"AGS"という名称は消滅し"Kinetic"という名称になり、スリープ機能が追加されたりした様ですね。しかし、ブライトチタンの使い続けてもヤレない良さとそれなりの飽きのこないデザインで、ウィークディのみ使い続けていたものの、さすがに10年超経過すると、週末3日間放っておいただけで、月曜日の毎朝、まずこの時計を振り充電。そして、テレビを見ながら時刻を合わせるという作業を繰り返していました。それも限界となり、これが最後のメンテとSEIKOのサービスステーションへ持ち込んだところ、修理費はかかりましたがなんと別物となって戻って来たのです。週末どころか、1ヶ月強の海外ロードから戻っても、放っておいたこの時計は余裕で動き続けています。中身がkineticに変わってしまったのではないか(スリーブはしません)と思う今日この頃ですが、相変わらずウィークデイの会社用時計として延命し、使い続けています。
  しかし、現在はソーラー・電波時計が主流。ところが特許か何かの関係か!?SEIKOさんからは欧州の電波に対応した時計がほとんど存在しない。特に注目していたBrightzシリーズでそれが顕著。また、たとえ電波時計が対応しても私が訪問する多くの国々で受信不能となかなか購入に踏み切れなかったわけでもあります。
  長い休み明けの1週間が今日で終了。それに"禊"の面接も終了。来週からは、ノータイドの一週間が始まります。
2013-08-23 09:15 | 記事へ | コメント(4) |
| Mono |
あぁ、もう日付変更線を越えてしまった!!
でもっ!!

お誕生日おめでとうございまーっす。
…若い女の子からじゃなくてすみません(笑)。
何回目かとか、何度目かとか、そういうことは聞きません。
すっごく聞きたいけれど…聞きません(笑)。

それにしても、素敵なプレゼントですねー。
実は、わたしも腕時計はデュアルです。
もう20年近くデュアルを使っていて、今まで計6本購入、現在は2本を使いまわしてます。
でも、すべて電池式で時刻は手動で合わせるというとってもアナログなもの(笑)。
きんちゃんさんのようにしょっちゅう海外に行くわけではないですが、それでも日本に帰っても時計を合わせなくていいというのがお気に入りです。
それに、どこにいてもどっちの時間もすぐ分かるっていうのが好きなんですよね。

ただ、よく壊れました…電池が小さいため、交換頻度もハンパなしですし。
それでも、今使っている1本は12年になりました。

…そういえば、日本のメーカーのデュアルは持ってない!
欲しいなぁ…


GMT時計の必要はほぼない生活となってしまいましたが、やはり気になりますね。(笑)
おっと!例のブライトチタンなんですね。
以前主張していた、サブ時掲の12時間表示化。なにげに、最新オシアナスで採用したようで。嬉しい限りです。
お誕生日おめでとうございます。(小生の齢では、. . .の旅の一里塚、めでたくもあり、. . . と反応してしまいます。)

とうとう入手されましたか。気にはなっていましたが、カトマンズが入ってないもので、諦めてました。ところでGPS機能は何に使われるのでしょう?緯度経度を読み取って、そこの標準時刻に合わせるのでしょうか?飛行中に国境を越えるとどうなるのか、とかカトマンズでどんな時刻が表示されるのか?と疑問がいっぱいです。報告を楽しみにしています。
2013年08月26日(月) 11:41 by きんちゃん
 紺碧さん、お久しぶりです。
 電池交換やメンテを続けながらでも使い続けたいと思う時計がベストなんですよね、多分。それで日本製なら余計...。
 トリバンさん、一応ショップで見ましたよオアシス。やはり、私はSEIKO派でした。
 TAMさん、飛行中はGPS受信を停止させるモードに切り替えます。機内では手動で、但し、あらかじめ時差が解っていれば、時計枠の都市名を選択し時刻合わせが可能です。或いは、機外に出た時点でGPSを受信しての一気に時刻合わせも可能です。その後は自動的にGPSを据えながら、電波時計の様に時刻合わせを行うとの事です。
世界の39地点(世界のすべての時差)をフォロー出来るらしいですよ。夏時間も手動だったですね。
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