ディ・バックル...
Deployment-Buckleの略? これも4月にアップした延命シリーズの続編っぽいけど。13〜14年近く使っている時計のベルトのロックがルーズでたまに外れる様に。とうとう我慢の限度を超えるレベルまできたので...結局ベルトを交換する事にした。
ところで、この腕時計は、"SEIKO FLIGHTMASTER"。当時、SEIKOが自動巻発電システムのAGSを開発し、その新開発のキャリバーをブライトチタン製の筐体とベルトに詰め込み、それ相応の価格で発売したという意欲溢れる製品だったと思う。2ヶ国の時刻が瞬時に読み取れる24時間針のGMT機能、それに電池の交換の必要もない夢の時計...のハズだった...、
それほど入れ込んで購入したにもかかわらず、数年後には週末の3日間だけで時計が止まる様になり、どうにかしてくれと時計屋に泣きつき(怒鳴り込み?)、おそらく後継のモデルに載せられていた5M65というキャリバーに多分交換。その後、AGSがKINETICに変わり、そして、パワーセーブが可能なオートリレー機能が追加、ソーラー時計もラインナップに追加され...なんと尻すぼみな結果となった時計でありました。。
しかしながら、そのオンオフを選ばない無難なデザイン。それに黒の文字盤とブライトチタンのコンビネーションが今も綺麗だし、これだけ長期にわたって使い続けても、キズ一つ付かない、それにすこぶる軽い。さすが、ステンレスの半分の重量で硬度は純チタンの1.5倍と言われるブライトチタン、サファイアガラスもキズがほとんど付いていない。24時間針のGMT機能もすこぶるシンプルだし、身につけていれば動き続ける。カジュアルフライデーを含む週末の3日間、放って置いても月曜日には一応動き続けているという事もあり、それこそシンプルイズベストの典型であります...と本来のネタから大きく外れて来たので...。
さて、本題。早速、ググってみました。そして、ヒットしたのが、"Dバックル"。なるほど、普通のベルトだと脱着が面倒そう。それを解決してくれるのがこれだと知った。ベルト自体は黒のコードバンに白ステッチ付きというストレートを選択。
まず、ベルトの尾錠の部分の取り外し。実際は、バネ棒と呼ばれるモノの取り外し、取り付け。
剣先部分は、長さを調整し、金具で固定。そして、時計に取り付けて完成です。
これがDバックル・三折れタイプでした。他にも観音開き方式もあるようです。どちらにしても、これで時計をはめる時に、慌てて落とすことも少なくなると信じています。
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2010-06-02 10:15
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ブライトチタンというものの存在を恥ずかしながらはじめて知りました。とても魅力的なのですが。
ところで、ブライトチタン(Titanium Alloy)って何の合金なんだろうと思い調べてみました。ググってもなかなかヒットせず、結局特許庁のデータベースに、「MIM(射出成型)で一度焼結させたあと焼き戻しを行ったチタン−鉄−ニオブ合金」の特許が、セイコー電子工業で登録(特許公開平8−199265)されていました。自社開発だったんですね。良い素材ですが、その価格もそれなりです。